目次
「外部デザイナーへの依頼方法が分からない」
「依頼時のポイントや注意点を知りたい」
初めて外部デザイナーへ依頼する場合は、依頼側にもある程度の知識が必要です。適切に依頼できれば、魅力的なデザインを活かして自社をアピールできます。
本記事では初めて外部デザイナーへ依頼する方向けに、デザイナーの探し方や費用相場について解説しています。スムーズに仕事を進めるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
外部デザイナーへの依頼時のポイントをすぐに知りたい方は「デザイナーに仕事を依頼する際の5つのポイント」をご確認ください。
なおリモート経営支援サービス「Crowd Members」の求人サイト「ママワークス」でも、外部デザイナーへの依頼が可能です。
Crowd Membersではリモートワーカーを活用し、固定費を抑えた組織づくりをサポートします。正社員をコア業務に集中させたい場合は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
デザイナーへ仕事を依頼する方法は、主に以下の3つです。
まずは友人や知人に声を掛けてみましょう。直接的な繋がりがなくとも「フリーランスのデザイナーを知っている」と紹介してもらえる可能性があります。
友人や知人に頼む場合のメリットやデメリットは、以下のとおりです。費用面や会話のしやすさはメリットですが、要望の伝えづらさをデメリットに感じる人もいるでしょう。
メリット | ・安価で引き受けてもらいやすい ・気軽にやりとりができる |
デメリット | ・不満があっても言いにくい ・修正を頼みにくい |
また友人や知人だからといって「大幅に安くしてほしい」「無料で引き受けてほしい」と依頼するのはマナー違反です。関係が悪くなったりトラブルが発生したりするリスクが高まります。
親しい仲とはいえ、納品物に応じた適切な対価設定を行うのが大切です。
クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人に業務を依頼できるサイトです。最近では、フリーランスや副業などで仕事を受けたい個人の多くがクラウドソーシングを活用しています。
さまざまなスキルを持った人が登録しており、デザインの仕事が得意な人材も多く見つかるでしょう。
代表的なクラウドソーシングには「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあります。発注方法は主に2つで「プロジェクト形式」と「コンペ形式」です。
形式 | 特徴 | 向いている仕事 |
---|---|---|
プロジェクト形式 | 応募者の経歴やスキルから判断して仕事を依頼する | ・アプリ開発 ・ホームページ作成 |
コンペ形式 | 複数の提案から優れた案を選ぶ | ・ネーミング ・デザイン ・ロゴ |
必要に応じて業務を依頼できるのがクラウドソーシングの大きなメリットです。人材にかかるコスト削減にも役立つでしょう。
一方で依頼したい業務に応募者がマッチしているかの判断が難しいケースもあります。「実際には期待できるようなスキルを持っていなかった」「ビジネスマナーがなかった」などの事例もあるので、人材選びは注意が必要です。
人材のアンマッチを防ぐため、応募者の作業実績や評価を確認すると良いでしょう。
広告代理店への依頼も一つの選択肢です。デザイン以外にもマーケティングや広告に関する業務を行なっているので、プロジェクトを丸投げできるケースもあるでしょう。
しかしデザインに関する部分は下請けへ再依頼するケースも多く、他の方法で探した場合に比べて費用が高くなる傾向にあります。また広告代理店によって得意分野が異なるので、案件とマッチしているか慎重な判断が必要です。
適切な広告代理店を選定できれば、目的に合った高品質なデザインとデザインを活かすマーケティング戦略の双方を獲得できるでしょう。
デザイナーに依頼する際のおすすめのツールは3つあります。
特徴 | ・在宅ワーク特化型求人サイト ・累計掲載社数3,300社以上 ・独自の「オンラインビデオチャットツール」提供 |
対応範囲 | ・クリエイティブ(デザイナー、イラストなど) ・営業・マーケティング・編集・制作 など |
サイトURL | https://mamaworks.jp/client/top |
ママワークスは、41万人以上の会員が在籍している在宅ワーク特化型求人サイトです。採用した在宅ワーカーと直接業務委託契約を結べるため、相性の良いワーカーとの継続的な取引が可能です。
属性検索ができ、該当するスキル・経歴を持った会員にスカウトメールを無制限で送信できます。そのため貴社が求めるスキルを持つデザイナーがいれば、スカウトが可能です。
在宅ワーカー管理ツールやオンラインビデオチャットツールなどを活用し、効率的に業務を進めたい場合におすすめです。
特徴 | ・納品後のアフターサポートや効果検証などの実施 ・大手企業との取引実績が豊富 |
対応範囲 | ・Web・グラフィックなどの実装 ・企業ブランディング など |
サイトURL | https://vis-produce.com/ |
visは、デザイナーズオフィス事業からはじまり、現在ではWebやロゴなどの提案も手がけています。
大手企業のWebサイト制作の実績も豊富ですで、化学メーカーや建設コンサルタントなど、幅広い業種のクライアントと取り引きしています。
以下の3つの事業を展開しており、納品後のアフターサポートで効果検証まで実施してもらえるのが魅力のひとつです。
継続的に取り引きしながら、自社のブランディング戦略まで依頼したい場合におすすめです。
特徴 | ・3,000社以上のホームページ制作実績 ・最短5営業日で制作 ・月額5,478円(税込)で運用サポート |
対応範囲 | ・オリジナルデザインのホームページ制作 ・運営・原稿作成・標準SEO対策 など |
サイトURL | https://e-seisaku.biz/ |
イースマイルは、完全オリジナルデザインのホームページ制作と運営を手がけています。スマートフォン対応のデザインで、Googleの検索順位を意識したホームページ制作が可能です。
完全オリジナルデザインのホームページを制作でき、自社のこだわりを活かしながら他社との差別化ができます。また専用スタッフがコンサルタントとして対応してくれるため、自社に専門知識を有する人材がいなくても安心して任せられるでしょう。
デザインを含めてホームページの作成から運営までを依頼したい場合は、ぜひ検討してみてください。
外部デザイナーへ依頼する際のポイントは、以下のとおりです。
デザイン制作するにあたって、理由や目的があるはずです。どのようなことに必要なのか、なぜ必要なのかを明確にしましょう。
理由や目的の具体例は、以下のとおりです。
・新しく子連れOKの飲食店を開くことになり、宣伝のためにチラシを作りたい ・印象に残りやすいデザインのロゴを制作したい ・女性集客のためのノベルティを作りたい |
具体的な理由や目的が伝われば、プロジェクトの目的に合ったデザインが生み出されるはずです。効果が期待できないデザインに仕上がらないためにも、以下の内容を明確にし、デザイナーに共有しましょう。
デザイン依頼時に「かっこいい」「かわいい」など、抽象的な表現をする方がいます。しかし抽象的な表現の依頼では、デザイナーが対応に苦慮してしまうでしょう。
発注側の「かっこいい」とデザイナーの「かっこいい」が、同じイメージとは限りません。曖昧な表現で発注してしまうと、完成したデザインがイメージとかけ離れたものになる可能性があります。
スムーズに伝える方法として、イメージ画像の共有がおすすめです。色の配色や文字の雰囲気が似たようなデザインを見つけ、サンプルとして共有しましょう。
イメージを共有すればデザイナーもイメージが湧きやすく、スムーズにデザインを進められます。またNGのデザインサンプルもあれば、合わせて共有しておくとよいでしょう。
デザインと一言でいってもどのくらいの大きさなのか、何カット必要なのかによって、料金は大幅に変わります。料金設定には明確な基準がないので、どのような報酬設定にすればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
報酬の取り決めは明確にしておかないと、トラブルの元となります。複雑な報酬体系にしてしまうとデザイナーが混乱する恐れがあるため、シンプルで明確な報酬設定がおすすめです。
相場については「デザイナー依頼費用の相場」で、詳しく解説しています。クラウドソーシングサイトを見て「どのくらいの報酬で受けてくれるのか」「募集しているのか」を調べてみるのもよいでしょう。
デザインは細かい作業も多く思っている以上に時間がかかるので、期間に余裕を持たせた発注も大切です。
例えばシンプルなデザインのチラシでも、以下の工程を踏んでいます。
場合によっては、上記以外の対応も発生します。例えば「シンプルなチラシを明日までに完成させてほしい」などの急ぎの要望は、デザイナーに過剰な負担がかかるでしょう。結果として品質の低下を招くため、避けるべきです。
高品質なデザイン成果を期待する場合は、余裕を持った納期を設定しましょう。
デザインを依頼する際、契約書を締結してから仕事を開始しましょう。
「一度だけの発注のため不要」と、契約書無しで業務を発注する企業もありますが、著作権や報酬などの点でトラブルが発生するリスクが高まります。
トラブルを避けるために、一度きりの依頼だったとしても契約書を作成しましょう。以下は契約書に記載すべき具体例です。
他にも業務内容に応じて項目を追加してください。契約書は自分で作成可能ですが、法律を理解していないと難しい部分もあります。最終的には専門家に確認してもらうとよいでしょう。
デザイン作業の種類 | 費用相場 | 影響要因 |
---|---|---|
ロゴデザイン | 数千円~数十万円 | デザイナーの経験や知名度 |
ウェブデザイン | 数万円~数百万円 | デザインの複雑さ、ページ数 |
UI/UXデザイン | 数十万円~数百万円 | リサーチからテストまでの全工程 |
デザイナーに仕事を依頼する際、最も重要な考慮事項の一つが費用です。費用相場は、以下の項目によって異なります。
プロジェクトをスムーズに進行させるためにも、理解しやすい報酬を設定しましょう。
例えばロゴデザインの費用は、数千円から数十万円まで幅広く変動します。新進気鋭のフリーランサーであれば低コストで依頼可能ですが、高名なデザイナーに依頼する場合は高額になるでしょう。
ウェブデザインの費用は、シンプルなランディングページであれば数万円〜、複雑な企業サイトやECサイトの場合は数十万円〜数百万円ほどです。デザインの複雑さ、ページ数などが費用を左右します。
またUI/UXデザインはユーザー体験を重視するため、リサーチからテストまでの全工程を含めると、数十万円から数百万円までかかるケースがあります。アプリケーションやサービスの規模によって費用が大きく変動するため、慎重に予算を計画しましょう。
「日本イラストレーター協会」では、ホームページ上で種類ごとの料金相場を載せています。報酬設定する際の参考にしてみてください。
デザイナーへ依頼するクライアント側も、最低限の知識やマナーが必要です。
トラブルが起きないように、以下の点を注意しましょう。
企業ロゴや入れてほしいイラストなどの素材は、デザイナーに元データを渡すようにしましょう。
サイトに掲載されているロゴをスクリーンショットして使用する方法はおすすめできません。解像度が低く、画像が荒く見えてしまう可能性があるからです。
素材に問題がある場合、高解像度のデータを再提出してもらう手間が増えます。余計なやりとりや時間が発生してしまい、お互いにストレスの原因になります。素材を渡す場合は、高解像度の元データを提供するようにしましょう。
依頼後の大幅な条件変更は避けましょう。
例えば「クールなデザイン」という要望に基づいて作業を開始した後に「可愛らしいデザイン」へと要求が変わると、デザイナーは対応に苦慮します。完成目前にしてそのような大幅な変更をした場合、トラブルに発展する可能性もあるでしょう。
目的やコンセプトが曖昧なまま進めていくとイメージがブレやすくなり、トラブルが起こりやすくなります。デザイナーに依頼する前に、目的やコンセプトを明確にしましょう。
理想のデザインを実現するために、意見を伝えてブラッシュアップしていくのは良いでしょう。しかし自分の好みや感性での判断が多すぎると、デザイナーの対応が難しくなるため、慎重に扱う必要があります。
企業で利用するデザインで大切な点は、意図が第三者に伝わるかどうかです。多くの人に意図を伝えるためには、ロジカルな視点が必要になります。つい自分の好みで判断したくなりますが、客観的な視点での評価を心がけましょう。
プロジェクト進行中は、デザイナーとのコミュニケーションを頻繁に取りましょう。コミュニケーションが不足すると要求が明確に伝えられず、最終的なデザインが要望と異なるリスクがあります。
コミュニケーション不足を解消するためにも、週次または必要に応じて定期的なミーティングを設定し、進行状況の共有や疑問点を話し合いましょう。
また重要な合意事項や変更点は、メールやドキュメントで書面化し、双方の合意内容を文書で保持するのがおすすめです。
デザイナーへのフィードバックは、具体的かつ建設的なものでなければなりません。具体的なフィードバックは、デザイナーに対してどの部分が期待に応えていないか、どのように改善すればよいかを明確に指示できます。
「気に入らない」という曖昧なフィードバックでは、デザイナーは何が問題なのかを推測する必要があり、多くの時間と労力を無駄にしてしまうでしょう。
フィードバックを具体的に行い、デザインがプロジェクトの目標や要件をどのように満たしているかを示す実例を用いた説明が有効です。
魅力的な外部デザイナーに依頼できれば、社内では扱えない専門的なデザインスキルや新鮮な視点も取り入れられます。ブランドの魅力を高め、市場での差別化を図れるでしょう。
ただし依頼する側にも注意が必要です。トラブルに発展させないためにも「デザイナーに仕事を依頼する際の5つのポイント」を参考にしてください。
クライアントとデザイナーの両方が気持ち良く仕事を進められる環境を整えられれば、満足度の高いデザイン作りに繋がります。
外部デザイナーに依頼する方法として「Crowd Members」のリモートワーク特化型求人「ママワークス」の利用もおすすめです。
リモートワーカーを活用して固定費を削減できれば、コア業務に充てられる人員を増やせるでしょう。ぜひご検討ください。
A.デザイナーに依頼する一般的な手順は、以下のとおりです。
外部デザイナーとの作業をスムーズに進めるためにも、定期的なフィードバックと確認を怠らないようにしましょう。
A.まずは具体的なフィードバックを示しましょう。納品物に対する期待と実際のギャップを埋めるために、どの部分が不満なのか、何が期待と違ったのかを明確に伝えてください。
その上で再度修正を依頼するか、別のアプローチの提案を依頼しましょう。
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是非、皆様の営業にお役立て下さい。