営業の工数を削減する方法8選|無駄な業務を省いて商談に集中する

営業の工数削減は、多くの企業で課題になっています。
日報作成や資料作成、メール対応などの業務に時間を取られ、本来注力すべき商談やアプローチに十分な時間を割けていないケースも少なくありません。

限られた人員で成果を出すには、無駄な工数を見直し、効率的な営業体制を整えることが重要です。
本記事では、営業工数が膨らむ原因を整理したうえで、具体的な削減方法やITツールの選び方、現場に定着させるポイントまで詳しく解説します。

営業の工数削減を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

営業工数が膨らむ3つの原因

営業活動の効率を高めるには、日々の業務の中でどこに工数がかかっているのかを把握する必要があります。

そこでまずは、営業工数が膨らむ主な原因を3つ解説します。
貴社の状況と照らし合わせながら、見直すべきポイントを整理していきましょう。

非商談業務に時間を取られすぎている

営業工数が膨らむ大きな原因は、商談以外の業務に時間を奪われていることです。

営業担当者は、アポイント取得や商談、提案といった本来注力すべき業務だけで働いているわけではありません。実際には、移動、日報作成、提案資料の準備、社内会議、メール対応などの非商談業務が積み重なり、商談に使える時間を圧迫しています。

こうした業務が増えるほど、アポ数や商談数を伸ばす余地は小さくなります。だからこそ、営業の工数削減では、まず非商談業務の洗い出しが重要です。
商談に直結しない作業を減らせれば、その分を顧客対応に回せるため、成果につながる動きが増えていきます。

情報管理が属人化・Excel依存になっている

顧客情報の管理が属人化している状態も、営業工数を増やす要因です。

たとえば、顧客情報や商談履歴を各担当者が個別のExcelや手帳で管理していると、必要な情報を探すたびに確認作業が発生します。担当者が不在のときは他のメンバーが状況を把握できず、引き継ぎや対応に余計な時間がかかることも少なくありません。

さらに、情報共有が不十分なままだと、同じ顧客へ重複して連絡してしまうなど、営業活動のバッティングも起こり得ます。

属人化は単なる手間の問題ではなく、機会損失や顧客満足度の低下にもつながるため、早めに見直す必要があります。

営業プロセスが標準化されていない

営業プロセスが標準化されていないと、担当者ごとにやり方がばらつき、工数削減が進みません。
たとえば、トークスクリプト、提案資料、商談後のフォロー手順が個人任せになっていると、毎回ゼロから考える作業が発生し、無駄な時間を使うことになります。

また、成果を出している営業担当者の進め方が共有されなければ、成功事例が組織に蓄積されず、ノウハウも属人化したままです。その状態で人員が増えると、教育内容まで担当者ごとに変わり、育成コストも膨らみます。

営業活動を効率化するには、属人的な進め方に頼るのではなく、再現できる営業プロセスを整えることが欠かせません。

営業の工数を削減する8つの方法

営業の工数を削減するには、目の前の業務をやみくもに減らすのではなく、どの工程に負担が集中しているのかを整理したうえで対策を打つことが大切です。

ここでは、営業の工数を削減するための方法を8つご紹介します。

  • 個人の作業効率を上げる
  • PC操作を効率化する
  • 事務作業を分業・アウトソーシングする
  • インサイドセールスで商談前の工程を分業する
  • テレアポ・アプローチ業務を外部委託する
  • 移動時間をオンライン商談で削減する
  • 顧客情報をツールで一元管理する
  • SFA・MAで営業活動を自動化する

まずは全体像をつかみ、自社で取り組みやすい施策から順に検討していきましょう。

個人の作業効率を上げる

まず着手したいのは、営業担当者一人ひとりの作業時間を見直すことです。

営業メールの多くは、「初回アプローチ」「商談後フォロー」「検討状況の確認」など、ある程度パターンが決まっています。毎回ゼロから文章を考えるのではなく、用途別にテンプレートを整備しておけば、1通あたりの作成時間を短縮できます。

さらに、成果につながったトークスクリプトも共有しておけば、アポ取得の質にばらつきが出にくくなります。

こうした改善は一つひとつを見ると小さく感じるかもしれませんが、チーム全体で積み上げると削減できる営業工数は想像以上に大きいものです。
その結果、商談や提案といった本来注力すべき業務により多くの時間を充てられるようになります。

PC操作を効率化する

営業工数の削減は、大きな施策だけで進むものではありません。PC操作の小さなロスを減らすことも、重要な改善策のひとつです。

メール作成や顧客情報の入力は回数が多いため、1回数秒の短縮でも積み重なると大きな差になります。

たとえば、挨拶文や会社名、定型フレーズを単語登録しておけば、毎回手入力する手間を省けます。加えて、コピー履歴ツールやショートカットキーを取り入れれば、画面切り替えや文言の貼り付けもスムーズです。

【代表的な活用例】

操作・ツール活用例削減できる工数
単語登録挨拶文、会社名、定型フレーズをすぐ呼び出す入力時間の短縮
コピー履歴ツール過去にコピーしたURLや文章を再利用するコピペ作業の短縮
Alt + Tab開いている画面をすばやく切り替える画面移動の時間削減
Ctrl + C / Ctrl + Vコピー&貼り付けを素早く行う転記作業の効率化
Ctrl + Dよく使うページをブックマーク保存する情報検索の時間削減

こうした細かな改善は地味に見えるかもしれませんが、毎日の営業活動に積み重なると無視できない差になります。
まずは使用頻度の高い操作から見直し、すぐに実践できるものから取り入れていくことが大切です。

事務作業を分業・アウトソーシングする

営業担当者が注力すべきなのは、商談やアプローチといった売上に直結する業務です。にもかかわらず、見積書作成・データ入力・交通費精算・資料整理まで抱えていては、営業工数はすぐに膨らみます。

そこで有効なのが、事務作業の分業やアウトソーシングです。営業事務を配置したり、外部に委託したりすることで、営業担当者は本来の役割に集中しやすくなります。

ここで重要なのは、「営業担当者でなければできない業務」と「他の担当者でも回せる業務」を切り分けること。整理ができれば、何を削減すべきかが明確になり、改善施策も進めやすくなります。

インサイドセールスで商談前の工程を分業する

営業工数を削減したいなら、商談前の工程を切り分けるのも有効です。
アプローチから商談までを営業担当者1人で抱える体制では、受注確度の低い見込み客にも多くの時間を使ってしまいます。

そこで、初期接点の創出はインサイドセールス、商談以降はフィールドセールスと役割を分けることで、営業活動全体のムダを減らせます。

インサイドセールステレアポ、メール送信、フォーム営業、見込み客への初回接触、商談化の判断
フィールドセールス商談、提案、クロージング、受注後の対応

このように分業すると、フィールドセールスは受注見込みの高い案件に集中しやすくなり、商談数あたりの生産性向上も期待できます。
進め方としては、社内にインサイドセールスチームをつくる方法のほか、外部委託を活用する方法もあります。
自社の人員体制や営業プロセスに合わせて、無理のない形で導入することが大切です。

テレアポ・アプローチ業務を外部委託する

テレアポやメール営業などのアプローチ業務に時間を取られている場合は、外部委託を検討するのもひとつの方法です。

新規開拓では、リスト作成、架電、受付突破、日程調整まで多くの手間が発生します。この工程を自社だけで抱えると、営業担当者の時間はすぐに埋まってしまいます。

そこで外部委託を活用すれば、社内の営業リソースを商談やクロージングに寄せられます。ただし、委託先ならどこでもよいわけではありません。

確認したいポイントは、次の3つです。

  • 自社業界での支援実績があるか
  • 営業プロセスが見える形で共有されるか
  • レポート提出や改善提案の体制があるか

工数削減だけで終わらせず、成果につながる委託先かどうかまで見極める必要があります。

移動時間をオンライン商談で削減する

訪問営業が多い企業では、移動時間の見直しだけでも営業工数を大きく削減できます。
1件あたり数十分、場合によっては数時間かかる移動は、売上を生む直接業務ではないにもかかわらず、営業担当者の時間を大きく消費します。

そこで検討したいのが、ZoomやGoogle Meet、Sales Crowd Meetなどを使ったオンライン商談です。オンライン化できる案件を切り分ければ、移動時間をほぼゼロにできます。

ただし、すべての商談をオンラインに寄せればよいわけではありません。
初回訪問の方が有効な場面や、対面で信頼関係を築いた方がよい場面もあるため、「訪問が必要なケース」と「オンラインで十分なケース」の基準を先に決めておくことが重要です。

顧客情報をツールで一元管理する

顧客情報を一元管理することは、営業工数削減の基本と言えます。

SFAやCRMを導入すれば、顧客情報、商談履歴、フォロー状況をクラウド上でまとめて共有できます。
担当者ごとのExcel管理や個別ファイルに頼っている状態では、情報を探すたびに時間がかかり、担当者不在時の対応も遅れがちです。

一方で、ツール上に情報が集約されていれば、他のメンバーでもすぐに状況を把握できます。そのぶん確認コストを抑えられ、引き継ぎもスムーズになります。

さらに、ExcelからSFAへ移行することで、重複対応や入力漏れ、バッティングの防止にもつながります。
属人化の解消と工数削減を同時に進めたい企業には、優先度の高い施策です。

SFA・MAで営業活動を自動化する

営業の工数削減を本格的に進めるなら、SFAやMAの導入も検討したい施策です。
SFAを使えば、商談進捗や行動履歴、案件状況の管理を効率化できるため、日報作成やヨミ管理にかかる手間を抑えられます。

さらに、MAを活用すると、メール配信や見込み客の育成を自動で進められるため、手作業によるフォローの負担も小さくなります。
特に効果が大きいのは、両ツールを連携させた場合です。アプローチから受注までの流れを一貫して可視化できるので、どこに工数がかかっているのか、どの施策が成果につながっているのかを整理しやすくなります。

営業の効率化だけでなく、上司や経営層に改善効果を示す材料としても活用できます。

営業工数削減に役立つITツールの選び方

営業工数を削減するには、ツールを導入すること自体が目的になってはいけません。重要なのは、自社の課題に合うITツールを選び、現場で無理なく運用できる状態をつくることです。

ここでは、営業工数削減に役立つITツールの選び方をご紹介します。

自社の課題に合ったツールカテゴリを選ぶ

営業工数を削減したいなら、ツールの知名度や機能数だけで選ぶのではなく、自社のどの業務に最も手間がかかっているかを先に整理することが重要です。

たとえば、案件の進捗管理に時間がかかっているのか、顧客情報の確認や引き継ぎに手間が発生しているのかによって、選ぶべきITツールは変わります。課題とツールの役割がかみ合っていなければ、導入しても営業工数の削減にはつながりません。

まずは「どの工程を効率化したいのか」を明確にし、その課題に合ったツールカテゴリを選びましょう。

課題領域ツールカテゴリ主な役割
商談管理・進捗把握に工数がかかっているSFA案件管理、行動管理、進捗の可視化
顧客情報の共有や引継ぎに時間がかかるCRM顧客情報の一元管理、対応履歴の共有
見込み客への継続フォローが負担になっているMAメール配信、見込み客育成、反応の可視化
訪問や移動に工数がかかっているオンライン会議ツール商談のオンライン化、移動時間の削減
新規アプローチやアポ取得に手間がかかるインサイドセールスツールアプローチ支援、商談化の効率化

複数の課題をまとめて解決したい場合は、SFA・MA・リスト作成などを一体で使えるオールインワン型のツールも有効です。
重要なのは、機能の多さではなく、「どの営業工数を削減したいのか」を基準に判断することです。

導入前に無料トライアルや無料デモで確認する

営業工数を削減するには、機能の多さだけでITツールを選ばず、現場で使い続けられるかを事前に確認することが重要です。
操作が複雑だったり、入力に手間がかかったりすると、導入後に定着せず、かえって工数が増えることもあります。

無料トライアルや無料デモでは、特に以下を確認しましょう。

  • 画面や操作が直感的か
  • 顧客情報や商談履歴を入力しやすいか
  • 自社の営業フローに合うか
  • 導入後のサポート体制があるか

たとえばSales Crowdでは無料デモが用意されており、実際の操作感や機能を確認したうえで導入を判断できます。

工数削減施策を現場に定着させるポイント

営業の工数削減は、施策を決めて終わりではありません。実際に現場で使われ、継続して運用されてはじめて成果につながります。

そこでここからは、工数削減施策を現場に定着させるために押さえたい2つのポイントをご紹介します。

現場の課題を可視化してから施策を選ぶ

工数削減施策を定着させるには、現場の課題を可視化したうえで施策を選ぶことが重要です。

上から一方的に施策を押しつけると、「なぜこれをやるのか」が共有されないまま反発を招き、現場に定着しません。
まずは営業担当者へのヒアリングやタスクの棚卸しを行い、どの業務に何時間かかっているのかを数値で把握しましょう。

課題が見えると、優先的に改善すべき工程も明確になります。その結果、限られた人員や予算を、効果の高い施策に集中して投下できます。
こうして課題の優先順位を明確にしておけば、現場の納得感を得ながら工数削減を進めやすくなります。

ツール導入後の運用ルールを事前に決めておく

営業工数を削減するためにツールを導入しても、運用ルールが曖昧では定着しません。入力のタイミングや担当範囲が決まっていないと、記録漏れや入力負担の偏りが生まれ、やがて使われなくなるからです。

そこで重要になるのが、「いつ・誰が・何を入力するか」を事前に明文化しておくことです。あわせて、マネージャー自身が率先して活用し、現場に運用の必要性を示す姿勢も欠かせません。

さらに、導入後は入力率や活用状況を定期的に確認し、使われていない機能や手順があれば見直す仕組みを整えましょう。
ルール設計と継続的な改善が、工数削減施策の定着を左右します。

営業工数の削減ならSales Crowd・Sales Platformがおすすめ

営業工数を削減したい場合は、単にツールを導入するだけでなく、リスト作成からアプローチ、商談管理までを一貫して効率化できるサービスを選ぶことが重要です。

ここでは、営業工数の削減に役立つサービスとして、Sales CrowdとSales Platformをご紹介します。

Sales Crowd

営業工数を削減しながら、営業活動そのものを仕組み化したい企業にはSales Crowdがおすすめです。

Sales Crowdの特徴は、営業活動の各工程を一つのサービス内でまとめて管理できる点にあります。1,000万件以上の企業データベースを搭載しているため、これまで手作業で行っていたリスト作成工数を大きく減らせます。

さらに、CTI・オートコール・自動録音・文字起こし機能を活用することで、架電から記録までの流れも効率化できます。
加えて、SFA・MA・Web商談機能までオールインワンで備えているため、複数ツールを使い分ける手間もかかりません。
正社員1人を雇用する約半分のコストで、営業の自動化と仕組化を進めたい企業に適したサービスです。

>>Sales Crowdの詳細はこちら

Sales Platform

新規開拓にかかる営業工数を減らし、商談や受注に集中したい企業にはSales Platformがおすすめです。

Sales Platformの特徴は、営業活動を支えるツールと代行支援をあわせて提供できる点にあります。

1,000万件以上の法人データベースからターゲットを抽出できるだけでなく、代行チームがワンクリックでアプローチ業務を動かせるため、社内で初回接触に多くの時間を割く必要がありません。

さらに、戦略立案から営業実行まで一貫してサポートを受けられるため、社内の工数を最小限に抑えながら新規開拓を進められます。
新規売上額が平均1,430%UPという実績もあり、営業工数の削減と成果向上を両立したい企業に向いています。

>>Sales Platformの詳細はこちら

まとめ|営業工数を削減して商談に集中できる体制を

営業の工数削減は、単なる業務効率化にとどまらず、商談数や受注率の向上に直結する重要な取り組みです。

日報作成や資料作成、メール対応といった非商談業務を見直し、分業化やツール活用を進めることで、営業担当者が本来注力すべき業務に集中できる環境が整います。

また、工数削減を成功させるには、現場の課題を可視化し、適切な施策を選ぶことが欠かせません。さらに、ツール導入後の運用ルールを明確にし、定着まで見据えた仕組みづくりも重要です。

自社の営業プロセスに合った方法を選び、段階的に改善を進めることで、無駄な工数を削減しながら成果を最大化できます。
営業工数の削減を通じて、持続的に成果を出せる営業体制を構築していきましょう。

営業の工数削減に関するよくある質問

Q. ツールを導入せずに工数を削減する方法はありますか?

A.営業の工数削減は、ツールを導入しなくても進められます。

まずは業務を細かく分解し、資料作成、日報、メール一斉送信、顧客管理など、どこに負荷が集中しているかを把握することが重要です。ただし、原因を整理した結果、手作業では限界があり、ツールを使った方が大幅に工数を減らせると分かるケースも少なくありません。

コストが気になる場合は、無料プランや低価格帯のツールから試し、効果を見ながら段階的に導入するのがおすすめです。

Q. 工数削減の成果はどうやって測定すればいいですか?

A.工数削減の成果は、工数削減率(%)=(改善前工数-改善後工数)÷改善前工数×100で測定できます。

まずは業務時間を記録し、改善前と改善後でどれだけ工数が減ったかを比較することが重要です。たとえば、メール一斉送信や顧客情報の入力、日報作成などにかかる時間を記録しておけば、どの施策がどれだけ効果を生んだのかを数字で示せます。

感覚ではなく数値で把握することで、上司や経営層にも営業工数削減の成果を説明しやすくなります。

Q. 工数削減に取り組む際、現場の反発を防ぐにはどうすればいいですか?

A.工数削減施策を定着させるには、現場が早い段階でメリットを実感できる施策から始めることが重要です。

たとえば、入力の手間が減るツールや、メール一斉送信の負担を軽くする施策は、効果が伝わりやすく、納得感につながります。さらに、改善策を管理側だけで決めるのではなく、現場の担当者も設計段階から参加させることで、反発を合意形成に変えやすくなります。
押しつけるのではなく、一緒に改善する姿勢が、工数削減を成功に導くポイントです。

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