商用利用可能な画像生成AIツール10選をご紹介

画像生成AIは、バナー制作やSNS広告を数分で完結させる“即戦力ツール”としてマーケターやデザイナーの必須アイテムになりつつあります。

とはいえ商用利用を前提にすると、ライセンス条件や著作権リスクを正しく理解しなければトラブルに発展しかねません。

本記事では、商用ライセンスが明確に許諾されている10の主要ツールを厳選し、料金・機能・補償内容を比較しながら解説します。

さらに違反リスクや無料プラン活用の注意点もまとめているので、安心してビジネスに導入するための判断材料としてご活用ください。

また、「どのサービスを選べばいいかわからない」という方は、AI活用研究所に相談するのもおすすめですので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

＞＞AIをもっと活用しやすく！今すぐAI活用研究所へお問い合わせください。

商用利用可能な画像生成AIツールおすすめ10選

DALL·E 3（OpenAI）— 高解像度・幅広い利用規約で商用可

項目	内容
プラン / 料金	ChatGPT Plus：3,100円 / 月
初期費用	0円
運営会社	OpenAI OpCo, LLC
日本語対応	あり
公式ページ	https://openai.com/ja-JP/index/dall-e-3/

OpenAI が提供する DALL·E 3 は、1024px 超の高解像度画像を 1 枚あたり 0.04 USD で生成できる従量課金制です。

ChatGPT Plus 利用者なら追加料金なしでブラウザから簡単に使え、商用・再販も規約に沿って許諾されています。

API では高解像度アップスケールやバリエーション生成も呼び出せ、広告バナー量産や商品モック作成に最適です。

生成物にウォーターマークが入らないため、納品物としてそのまま利用できる点がデザイナーから高い評価を得ています。

エンタープライズ契約では SOC 2 準拠のデータ保護が追加され、機密案件でも安全に活用可能です。

口コミ
「直感的なインターフェースで操作でき、プロンプト通りにすばやく正確な高品質画像を生成できる点が魅力。」｜G2
「ほぼリアルな描写を素早く生成でき、驚くほど効率的なコンテンツ制作支援になる。」｜G2

＞＞ DALL·E 3を見てみる

Midjourney V6 — 独創的スタイル＋プロプランで商用ライセンス

項目	内容
プラン / 料金	Basic：1,550円 / 月、14,880円 / 年 Standard：4,650円 / 月、44,640円 / 年 Pro：9,300円 / 月、89,280円 / 年 Mega：18,600円 / 月、178,560円 / 年
初期費用	0円
運営会社	Midjourney Inc.
日本語対応	部分対応
公式ページ	https://www.midjourney.com/

Midjourney は Discord でプロンプトを入力するだけで芸術性の高い画像を生成でき、SNS クリエイターに人気です。

有料プラン加入者はすべての作品をクレジット表記なしで商用利用でき、プロプラン以上では「ステルスモード」で非公開生成も可能です。

V6 からは Photoreal モードが改良され、商品写真レベルの質感表現が向上しています。

同社は生成物を二次販売するマーケット機能を準備中で、クリエイターの収益化導線が拡大する見込みです。

制作実績をポートフォリオチャンネルに投稿すれば、コミュニティからフィードバックを得られる点も魅力です。

口コミ
「プロンプトに応じた画像品質が非常に高く、幻想的で美しいアートを数秒で作成できる。」｜G2
「V6 は前モデルよりプロンプトに忠実で、よりリアルな表現と高解像度出力が可能になった。」｜TextCortex

＞＞ Midjourney V6を見てみる

Stable Diffusion XL（DreamStudio）— OSSモデル＋商用フリーユース

項目	内容
プラン / 料金	Proプラン：約1,300円 / 月
初期費用	なし
運営会社	Stability AI
日本語対応	部分対応（日本語プロンプト可）
公式ページ	https://stablediffusionweb.com/ja

Stable Diffusion XL は OSS ライセンス（CreativeML Open RAIL-M）で公開され、オンプレ環境でも無料で商用利用できます。

公式サイト DreamStudio では 1 クレジット＝0.01 USD 程度で画像生成が可能で、解像度やステップ数を柔軟に変更できます。

独自 LoRA を適用すればブランドキャラクターや製品写真の微修正も数分で完了し、広告スピードを大幅に短縮できます。

コミュニティが活発で、フォトリアル LoRA やアニメ LoRA など豊富な追加モデルが GitHub に共有されています。

生成規約は「違法・有害コンテンツ NG」を除き緩やかで、二次販売やテンプレート配布も許可されている点がビジネス利用を後押しします。

口コミ
「Stable Diffusion XLは高品質で詳細な画像を素早く生成できる卓越した性能を誇り、使いやすさと汎用性の高さが評価されています。」｜Medium
「SDXLはリアルでクリエイティブな高解像度画像を生成し、インペイント・アウトペイントなど多様な編集用途にも活用できる柔軟性が魅力です。オープンソースかつローカル実行も可能で、画像生成の自由度が非常に高い実用ツールです。」｜Liquid Web

＞＞Stable Diffusion XLを見てみる

Adobe Firefly for Business — 生成クレジット制 / 商用補償付き

項目	内容
プラン / 料金	Freeプランあり（25クレジット） Standard：1,580円 / 月（2,000クレジット） Pro：4,780円 / 月（7,000クレジット） Premium：31,680円 / 月（50,000クレジット）
初期費用	0円
運営会社	Adobe Inc.
日本語対応	あり
公式ページ	https://www.adobe.com/products/firefly.html

Adobe Firefly は Creative Cloud と統合され、Photoshop の生成塗りつぶしや Illustrator のベクター生成にシームレスにアクセスできます。

企業向けライセンスには「IP インデムニティ」が含まれ、生成画像が第三者から著作権侵害を主張された場合でも Adobe が補償を提供します。

生成クレジットは All Apps プランに毎月 1,000 クレジット付与され、追加は 100 クレジット＝4.99 USD で購入可能です。

2025 年版では Firefly Vector がアップデートされ、SVG 形式での高解像度出力が可能になりました。

クラウドストレージ 1 TB が標準で付くため、プロジェクト単位でバージョン管理しやすい点も好評です。

口コミ
「商用使用に安全なAIとして、参照画像を読み込んで効果的な合成アートが作成でき、クリエイティブなワークフローに自然に組み込める点が優秀。」｜G2
「ireflyは商用ツールとして高い実用性があり、PhotoshopやExpressとの統合もシームレスで日常業務に組み込みやすい。」｜TechRadar

＞＞ Adobe Fireflyを見てみる

Canva Magic Media — ブランディング素材量産に最適

項目	内容
プラン / 料金	Pro：1,180円 / 月
初期費用	0円
運営会社	Canva Pty Ltd
日本語対応	あり
公式ページ	https://www.canva.com/

Canva Pro に含まれる Magic Media は、バナー・SNS サイズに最適化されたテンプレートをワンクリックで画像生成します。

作成物は Pro ライセンス規約で商用利用が許可され、PDF / PNG / MP4 など多形式書き出しに対応します。

ブランドキット機能でフォント・カラー・ロゴを登録すれば、生成画像にも自動でブランド要素が適用されます。

AI 画像だけでなく短尺動画生成にも対応し、TikTok 広告の素材制作を 70 ％ 時間短縮した事例があります。

教育用テンプレートや資料化ツールと連動できるため、社内資料と外部向けクリエイティブを同一環境で管理できます。

口コミ
「Magic WriteやMagic DesignなどAI機能のおかげで日々の文章作成やレイアウト作業が非常に効率化され、ほぼ毎日使っている。」｜G2
「ドラッグ＆ドロップの直感的操作と豊富なテンプレートで、デザイン知識がない人でもプロ並みの成果物が作成できる。」｜G2

＞＞ Canva Magic Mediaを見てみる

Shutterstock AI Generator — ストック画像並みのライセンス保証

項目	内容
プラン / 料金	月額：約4,600円 ※約1,100円で100枚まで生成可能
初期費用	なし
運営会社	Shutterstock, Inc.
日本語対応	部分対応（インタフェース日本語あり）
公式ページ	https://www.shutterstock.com/ai-image-generator

Shutterstock の AI Generator は、ストック写真ライクな画像を生成し、同社標準ライセンスで商用利用可能です。

すべての生成物に自動的にモデルリリース・プロパティリリースが付与されるため、広告・出版用途も安心です。

25 ダウンロード＝29 USD の FLEX サブスクに AI 生成が含まれ、従来の写真とミックスして利用できます。

生成プロンプトは複数言語に対応し、日本語入力でも高精度に解釈されます。

クリエイター報酬プログラムにより、学習に使われた既存画像の作者へ収益が分配される仕組みも整備されています。

口コミ
「膨大なストックライブラリを活用し、複数のスタイルで効率的に画像を生成できる優れたツールです。入力すると4つのバリエーションを同時に出力する機能もあり、好みのイメージを素早く選べて効率向上に繋がります。」｜Vidmore
「追加ソフトなしでストック素材の編集ができる非常にシンプルで使いやすいアプローチが特徴です。ストックライブラリとの統合は、手間をかけずに即作業に入れる点が好評です。」｜Creative Bloq

＞＞Shutterstockを見てみる

Runway Gen-3 — 動画＆画像生成をワンストップで商用展開

項目	内容
プラン / 料金	Standard：約1,900円 Pro：約4,500円 Unlimited：約12,200円
初期費用	なし
運営会社	Runway AI
日本語対応	部分対応
公式ページ	https://app.runwayml.com/signup

Runway Gen-3 は 4K までの動画と高解像度画像を同一モデルで生成でき、映像広告制作をフルクラウド化します。

Standard プランは 625 クレジット＝12 USD / 月で、30 秒尺の 1080p 動画を約 100 クレジットで作成可能です。

商用ライセンスは全プランに含まれ、生成した動画を YouTube 広告やテレビ CM にも利用できます。

タイムライン編集・自動字幕・音楽同期などポストプロダクション機能が統合され、Premiere なしでも完結します。

API 提供も開始され、EC サイトで自動生成した商品動画をリアルタイム配信するユースケースが広がっています。

口コミ
「パワフルなAI動画編集ツールで、テキストや画像からリアルな動きのあるビデオを生成できる表現力の高さが際立っています。リップシンクや動画操作機能も優れており、クリエイターにとって即戦力となるツールです。」｜tom’s guide
「わずか数十秒で自然なカメラモーションや人物の動きがある動画を生成できるため、実験的な映像制作にも使いやすい。スローモーションの動きにも違和感がなく、その滑らかさに驚きました。」｜TheNeuron

＞＞Runway Gen-3を見てみる

Leonardo AI — ゲーム・イラスト向け高品質モデル／商用プラン有

項目	内容
プラン / 料金	Freeプランあり Apprentice：$12/月 Artisan Unlimited：$30/月 Maestro Unlimited：$60/月
初期費用	0円
運営会社	Leonardo AI Inc.
日本語対応	なし
公式ページ	https://leonardo.ai/

Leonardo AI はゲームアートやライトノベル風イラストに強い独自モデルを搭載し、細部までリッチなアウトラインを描けます。

Apprentice プランは 10 USD / 月で 8,500 トークンが付与され、1 枚につき約 8 トークンで生成可能です。

「Leonardo Styles」を使えば、企業独自のアートディレクションを数十枚の画像で学習させ、ブランド固有スタイルを量産できます。

ポーズコントロールやマスク生成の UI が直感的で、クリエイター以外でも短時間でイラストを調整できます。

生成物はクレジット表記不要で商用利用可能なほか、エンタープライズ契約ではオンプレ提供にも対応します。

口コミ
「多くの AI 画像生成を試したなかで最良の品質。価格も適正で日々改善されており、インタフェースも使いやすい。」｜G2
「リアルタイム編集機能が秀逸で、スタイルのカスタマイズも豊富。コミュニティサポートも充実しており学びやすい。」｜G2

＞＞ Leonardo AIを見てみる

ClipDrop（Stability AI）— 背景除去＋生成でクリエイティブ高速化

項目	内容
プラン / 料金	Freeプランあり Pro：2,570円 / 月
初期費用	0円
運営会社	Stability AI
日本語対応	部分対応
公式ページ	https://clipdrop.co/

ClipDrop は背景除去、リライト、アップスケールなどクリエイティブ補助機能を集約したツールで、SDXL 生成とも連携します。

Pro プランは 9 USD / 月で 1 日 500 クレジット、背景除去は 1 枚 1 クレジットとコストパフォーマンスが高いです。

生成機能は商用利用可で、EC 商品写真の量産やバナー改変を短時間で行えます。

Figma / Photoshop プラグインを提供し、既存ワークフローに即座に組み込めます。

REST API も公開され、バックエンドで商品登録時に自動切り抜き＋生成をかける利用が拡大中です。

口コミ
「アプリが非常に直感的で使いやすく、競合製品より価格設定も良心的。」｜G2
「画像の被写体抽出が正確で、後処理がほとんど不要。uncrop 機能により画像の延長表現が自然で驚きの精度。」｜AllThingsAI

＞＞ ClipDropを見てみる

Fotor GoArt AI — 手軽な編集機能付き、エンタープライズライセンス

項目	内容
プラン / 料金	Freeプランあり Pro：999円 / 月 Pro+：2,199円 / 月
初期費用	0円
運営会社	Everimaging Ltd.
日本語対応	あり
公式ページ	https://www.fotor.com/

Fotor GoArt は「写真→イラスト化」や「スタイル変換」をドラッグ＆ドロップで行い、商用ライセンスも標準付帯します。

Pro プラン 8.99 USD / 月は透かしなしエクスポートが無制限で、Web バナーやカタログ素材を手軽に作成可能です。

API を通じてバッチ処理もでき、印刷会社が大量の顧客写真をポスタイズ加工する用途で採用事例があります。

企業ライセンスでは 24 時間サポートと SLA 99.9 ％ が付き、ビジネス利用の信頼性を担保します。

ユーザーコミュニティには 200 万点以上のスタイルが共有され、インスピレーション探しにも役立ちます。

口コミ
「Fotor AIは無料でも強力なAIフォトエディターで、Eコマース商品画像や一般的なグラフィックをプロ品質に簡単に仕上げてくれる点が素晴らしい。操作もシンプルで日常的に活用しています。」｜G2
「画像品質と解像度の調整が非常に簡単で迅速。インターフェースが分かりやすく、スピーディーに期待通りの結果が得られます。」｜G2

＞＞ Fotor GoArt AIを見てみる

無料プランでも商用OKのツール例

Canva Magic Media — 無料枠でも商用可（要クレジット確認）

Canva Free でも Magic Media を月 5 回まで利用でき、生成画像はクレジット表記なしで商用利用が可能です。

ただし生成クレジットを使い切ると解像度上限が下がるため、大量利用には Pro への移行が推奨されます。

社内報や SNS のアイキャッチ程度なら Free 枠でも十分活用できます。

教育機関向けの Canva for Education も商用利用可能ですが、内容によっては学校規約が優先されます。

Stable Diffusion WebUI — OSSライセンスで商用自由

AUTOMATIC1111 WebUI はオープンソースで、ライセンスに商用利用制限がありません。

自社サーバー上で GPU 実行すればコストは電気代のみで、守秘義務のある案件でも安全に運用できます。

LoRA 学習で独自スタイルを追加しても追加費用が発生しないため、小規模事務所のコスパが抜群です。

ただし学習用データの権利関係は自己責任となるため、素材収集は慎重に行う必要があります。

ClipDrop — ベーシックプランで小規模商用利用可能

ClipDrop の Free / Basic プランは 40 クレジット / 日が付与され、生成・背景除去とも商用利用が許可されています。

小ロットの EC 商品写真やブログ用バナーなら追加費用なしでカバーでき、スタートアップに好適です。

生成品質を上げたい場合は SDXL と組み合わせることで、無料でも高解像度画像を作成できます。

利用規約では「違法・有害な用途 NG」を明記しているため、事前にチェックしておきましょう。

商用利用で“違反”になり得るケース

著名人・商標・ブランドロゴを無断で含める

生成画像に著名人の顔や登録商標を入れると、肖像権・商標権侵害として訴訟リスクが生じます。

特に広告での使用は「暗黙の推奨」を示唆すると解釈され、損害賠償請求の対象となる場合があります。

商標・ロゴはプロンプト段階で除外キーワードを設定し、出力後のチェックリストを徹底しましょう。

生成時に偶発的に似たロゴが混入することもあるため、納品前に逆画像検索で確認すると安全です。

公序良俗に反するコンテンツの広告利用

わいせつ・差別・暴力表現を含む画像は、多くのツール規約で有料プランでも禁止されています。

広告媒体側でも掲載ガイドライン違反となり、アカウント停止や出稿制限を受ける恐れがあります。

生成 AI の NSFW フィルターをオンにするだけでなく、デザイナーが最終判断を行う二重チェックが必須です。

倫理ガイドラインを社内ドキュメント化しておくと、運用チームの判断基準が統一できます。

利用規約で禁じられた再販・テンプレ配布

一部ツールでは生成画像そのものの再販やテンプレート形式での配布を制限しています。

Canva Free などは「テンプレートとして再提供する場合は PRO ライセンスが必要」と明示しています。

SaaS の利用規約を定期的に見直し、販促資料や NFT 化など派生利用の範囲をチェックしましょう。

違反すると著作権侵害だけでなく、アカウント凍結→再取得不可のケースもあるため要注意です。

著作権侵害が懸念されるケース

既存作品に酷似したアウトプットをそのまま使用する場合や、AI が生成した画像が既存イラストと構図・配色まで酷似している場合、著作権侵害と判断される可能性があります。

商用前にはリバースイメージ検索や類似度チェックツールでコンプライアンス確認を行いましょう。

疑わしい場合はリファレンスとしてのみ使用し、完成稿を再生成または手動修正して独自性を担保します。

生成ツールによっては「似ている候補を避ける Safe Completion」を提供しているので積極的に利用しましょう。

第三者の写真をプロンプトにアップロードして生成

有名フォトグラファーの作品を無許可でアップロードし、スタイル転写する行為は著作権および著作者人格権を侵害します。

商用利用では必ずライセンスを取得するか、パブリックドメイン素材を使いましょう。

スタイルロックの機能を使う場合、独自撮影の素材でモデルを学習させるとリスクを低減できます。

発注側が素材を提供する場合は、契約書で権利関係を明確にしておくと安心です。

学習データ由来のウォーターマーク残存画像の公開

生成画像に Getty Images などのウォーターマークが残っている場合、それ自体が著作権侵害の証拠となります。

公開前にウォーターマーク検出ツールでチェックし、問題があれば再生成または手動編集で除去しましょう。

Adobe Firefly など一部サービスは学習データをクリーンルーム化しており、残存リスクが低減しています。

高リスクな用途では信頼できるサービスを選ぶことが重要です。