保険営業の法人開拓におすすめツール10選|選び方と費用相場比較

個人契約を積み上げてきた保険営業の次のステップとして検討されるのが、法人開拓です。
ただ、実際に動き出すと「どの企業を狙えばよいか分からない」「電話をしても受付で断られる」「提案後に検討が長引き、そのまま止まる」といった壁に突き当たりやすくなります。

こうした状況を整理するために活用されているのが、法人リストの作成やアプローチ管理を効率化するツールです。

そこで本記事では、選び方と費用相場を整理したうえで、法人開拓に使える10のツールを比較して紹介します。少人数の代理店でも運用できるかという観点から向き不向きも解説しますので、参考にしてください。

※本記事に記載の料金は、2026年8月時点で各社公式サイトを確認した内容です。最新の価格や提供条件は、各社公式サイトをご確認ください。

目次

【結論】保険営業の法人開拓手法は3つ!

法人開拓ツールは数多く存在しますが、解決できる課題で整理すると「リスト作成」「アプローチ」「案件管理」の3タイプに分けられます。
まずはタイプごとの費用感と向いている規模を一覧で確認し、自社が検討すべき方向性を絞り込んでいきましょう。

タイプ別の早見表|費用と向いている規模で比較

タイプ解決できる課題月額の目安向いている規模該当ツール
リスト作成型狙う企業のリストが作れない0円〜月5万円1名〜BIZMAPSUrizoFUMAMusubu
アプローチ型接触の母数が確保できない月4万〜18万円1名〜Lead DynamicsAPOLLO SALES
案件管理型長期案件が放置される1人あたり月1,800円〜2万円5名〜kintoneSalesforce Sales CloudMazrica Sales
統合型上記3つをまとめて解決したい月10万円〜少人数の代理店Sales Crowd
営業代行架電するリソース自体がない要問い合わせ少人数の代理店Sales Platform


まずは低額でリスト作成から始めるなら「BIZMAPS」の定額プラン、リスト作成からアプローチ・履歴管理までを一気に整えるなら「Sales Crowd」、架電する人がいないなら「Sales Platformという整理になります。
案件の管理だけが課題であれば、案件管理型から検討する形でもよいでしょう。

迷ったらリスト作成ツールから始める

法人開拓は「狙う企業を決める→接触する→追い続ける」という順番で進みます。最初の工程はリスト作成です。ここが決まらないまま架電量を増やしても、成果は読みにくくなりがちでしょう。

有料ツールの比較に入る前に確認しておきたいのは、「自社の商圏に対象企業が何社あるのか」という母数です。企業データベースの「FUMA」は検索と抽出までを費用なしで利用できるため、業種・エリア・規模の条件で何件ヒットするのかを先に把握できます。

母数が見えると、必要な予算やアプローチ量の見当がつきます。そのうえで、継続してリストを使う前提なら「BIZMAPS」の定額プラン1000(12ヶ月契約 月4,980円・税込)のように、低額で始められるツールから検討する流れが現実的です。

保険営業の法人開拓ツールの選び方3つのポイント

ツールは種類が多く、機能表だけを見比べても判断が難しいものです。ここでは、詰まっている工程・架電リソースの有無・履歴管理の3点から絞り込む考え方を紹介します。

リスト作成・アプローチ・案件管理のどこで詰まっているかを特定する

最初に確認したいのは、自社の法人開拓がどこで止まっているかです。詰まっていない工程のツールを導入しても、活動量は変わりません。

以下のチェックリストで、自社の状況を当てはめてみてください。

  • 狙う企業が決まらない、リストが既存客の紹介だけ→リスト作成 
  • 電話をしても受付で止まり、経営者に会えない→アプローチ
  • 提案後に検討が長引き、そのまま連絡が途切れる→案件管理

リストはあるのに接触の母数が足りない状態でリスト作成ツールを増やしても、状況は動きにくいでしょう。工程を特定してから、対応するタイプを検討する順番が効率的です。

架電するリソースがあるかで「ツール」か「代行」かを分ける

次に確認したいのは、実際に架電や面談をおこなう人員がいるかどうかです。ツールは、動かす人がいてはじめて機能します。

代表1人が営業を兼務している状態では、契約したツールが十分に使われず、費用だけが発生しかねません。社員5名の代理店であれば、何名が法人開拓に時間を割けるかを先に整理しておきましょう。

割ける人数が0〜1名という場合は、ツールよりも営業代行のほうが立ち上がりが早いケースもあります。リスト作成から商談設定までを任せられる「Sales Platform」のようなサービスも、選択肢のひとつです。

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検討期間の長い法人案件を追い続けられる履歴管理があるかで選ぶ

3つ目は、長期案件を追い続ける仕組みがあるかどうかです。法人保険は決算期や経営状況に左右されるため、初回接触から成約までに時間がかかりやすいとされています。

確認したい観点は次の3つです。

  • 「今は不要」と言われた企業を、将来の見込み客として管理できるか 
  • 誰がいつ何を話したかが、社員へ引き継げる形で残るか 
  • 再接触すべきタイミングを、記憶や手帳に頼らず把握できるか 

履歴が個人の手元にしか残らない運用では、担当者が変わった時点で関係が途切れてしまいます。リスト作成に特化したツールには案件管理の機能がない場合も多いため、統合型か案件管理型を軸に比較するとよいでしょう。

中小企業向けツールと大企業向けツールは何が違うのか

同じ「法人開拓ツール」でも、想定する利用規模によって設計が異なります。違いは金額だけでなく、課金方式や必要な運用体制にもあらわれます。ここでは両者の前提を比較しながら整理します。


費用・課金方式・運用体制の違いを比較表で整理

比較軸中小・少人数向け大企業・組織向け
月額費用月5,000円〜5万円程度(BIZMAPS 4,980〜24,900円、Urizo 9,900円〜)月10万円以上、または人数×単価(Musubu 月16万〜20万円、Salesforce Sales Cloud Enterprise 月19,800円/人)
初期費用0〜5,500円程度本体が0円でも、設定・データ移行の外注費が別途発生することが多い
課金の考え方取得件数ベース(使う人数が増えても料金は変わらない)ユーザー数ベース(人が増えるほど比例して増える)
最低契約期間3ヶ月から選べるものが多い6ヶ月〜年単位が前提
導入までの期間最短当日〜数日数週間〜数ヶ月(要件定義・項目設計・入力ルール整備が必要)
機能範囲法人開拓の実務に必要な機能に絞られている全社の営業管理・予実管理・部門別権限まで包括
カスタマイズ性低〜中(決まった型に沿って使う)高(自社業務に合わせて設計できる)
必要な運用体制営業担当がそのまま使える設定・入力ルール整備を担う管理者が必要
無料で試せるか無料トライアルやデモを用意するツールが多い(Urizoは1週間の無料版、Musubuは無料トライアルあり。FUMAは検索・抽出まで無料)トライアルはあるが、機能を評価しきるには社内工数が必要

金額差以上に影響が大きいのは、課金の考え方です。人数課金のツールは組織が大きくなるほど費用が伸びる一方、件数課金のツールは利用人数が増えても月額は変わりません。

中小・少人数向けツール|月1万円以内で今週から始められる

少人数向けのツールは、機能が法人開拓の実務に絞られています。設定項目が少ないぶん立ち上がりが早く、企業データベースも搭載されているため、リストをゼロから用意する必要はありません。

費用面では、「BIZMAPS」の定額プラン1000(1,000件/月)が12ヶ月契約で月4,980円(税込)から利用できます。法人契約1件あたりの手数料と比べれば、判断しやすい水準といえるでしょう。

一方で、自社独自のフローに合わせた作り込みには向きません。項目設計を細かく管理したい場合は、上位のツールを検討する必要があります。

大企業向けツール|高機能だが月10万円超と運用担当者が前提になる

組織向けのツールは、データの深さと分析機能に強みがあります。たとえば「Musubu」は、約1,200万件の企業データにニュースや求人の情報を統合し、Tier管理やスコアリングも備えています。料金は12ヶ月プランで月額160,000円、6ヶ月プランで月額200,000円(税別)です。

Salesforce Sales CloudのEnterprise」は、1ユーザーあたり月19,800円(税抜)。カスタマイズ性は高い一方で、項目設計や入力ルールの整備といった運用設計の難度も上がります。

これらは「営業部門が組織として存在し、データを整備する担当者がいる」ことを前提とした価格帯です。少人数の代理店では機能を使い切れないまま費用が発生する可能性もあるため、必要な範囲を見極めてから判断しましょう。


法人開拓ツールの費用相場|タイプ別に月額いくらかかるのか

予算を組む際は、月額だけでなく初期費用や超過分の課金も含めて把握しておく必要があります。ここではタイプ別の相場と見落としやすいコスト、費用対効果の考え方を整理します。

タイプ別の費用相場一覧

タイプ月額の目安初期費用代表的なサービスと実際の料金
無料で使える範囲があるリスト作成型0円0円FUMA(検索・抽出は無料、CSVは1件5円・500円から)
低価格リスト作成型約5,000〜1万円0〜5,500円BIZMAPS 定額プラン1000(1,000件/月):12ヶ月契約 月4,980円/6ヶ月 月6,980円/3ヶ月 月9,980円(税込)/Urizo:初期費用5,500円+月額9,900円〜(1件0.88円〜)
中価格リスト作成型約2.5万〜5万円0円BIZMAPS 定額プラン5000(5,000件/月):12ヶ月契約 月24,900円/6ヶ月 月34,900円/3ヶ月 月49,900円(税込)
フォーム営業・アプローチ型約4万円〜0円〜Lead Dynamics:初期費用0円、月額39,000円(税別)〜、契約期間4ヶ月〜。送信件数に応じた上位プランの金額は問い合わせが必要/APOLLO SALES:要問い合わせ
統合型(リスト+アプローチ+管理)約10万〜20万円0円Sales Crowd:月額10万円〜(初期費用0円)/Musubu:12ヶ月プラン 月額160,000円、6ヶ月プラン 月額200,000円(いずれも税別、初期費用0円)
SFA・案件管理型(人数課金)1人あたり約1,800〜2万円0円〜kintone スタンダードコース:1ユーザー月1,800円/Salesforce Sales Cloud:Starter 月3,000円、Professional 月9,600円、Enterprise 月19,800円(1ユーザーあたり・税抜)/Mazrica Sales:料金非公開
営業代行型要問い合わせ要問い合わせSales Platform(支援範囲・営業手法・対象リスト数・稼働量・契約期間・ツール利用の有無によって変動)

同じリスト作成ツールでも、月4,980円と月16万円という開きがあります。差を生んでいるのは取得できる件数と、付随する情報の深さです。

なお、月10万円を超えるツールを選ぶ場合は、その予算を使い切れる架電量があるかを先に確認しておくと安心です。

月額以外に見落としやすい5つのコスト表比較

ツール名①初期費用・構築コスト②上限超過・従量課金③オプション追加費用④通話料・通信費⑤最低契約・ID追加コスト
Sales Crowd0円リスト取得やインバウンド通知の超過分自動文字起こし機能や各種支援オプション架電機能(CTI)利用時に通話料が別途発生アカウント単位での契約条件あり
BIZMAPS0円個別追加は1,000件で29,000円(定額プラン1000の約6倍)属性データの詳細付与などのオプションあり不要(リストダウンロードツール)最小プランは月4,980円〜
Musubu0円追加クレジットの購入単位が最小10万円〜Salesforce連携(月額50,000円・税別)などの機能拡張不要(リストダウンロードツール)定額プラン内の件数管理が必要
Urizo5,500円契約プランの月間件数上限を超えた場合の追加購入増強機能や詳細項目抽出のオプション不要(リスト作成ツール)低単価プランから選択可能
FUMA0円(検索・抽出は無料)ダウンロード件数に応じた費用詳細データ抽出などのオプション不要(企業データベース)500円から利用可能
Lead Dynamics0円一括送信通数の超過分営業リスト追加(3,000社/+30,000円〜)、URL補完(3,000社/+15,000円〜)不要(フォーム送信ツール)送信数に応じた月額の区分あり
APOLLO SALES要問い合わせ【要確認】毎月のアプローチ上限ありサポート・コンサルティングオプション不要(フォーム・メール送信)契約期間の条件あり
kintone0円(自社構築の場合)ストレージ超過(10GBごとに月1,000円)連携プラグインや外部サービスの追加費用不要(CRM/データベース)最低5ユーザーから。初期構築を外注する場合は別途費用
Salesforce Sales Cloud0円(システム自体の初期費用)ストレージ追加、API実行回数の上限超過外部連携、高度な分析、AI機能などのライセンス追加CTI連携時の通話料および連携ツール費導入支援・カスタマイズを外注する場合は別途費用
Mazrica Sales0円ユーザー追加・ストレージ追加費用メール一斉配信、Webフォーム、名刺OCRなどの機能追加不要(SFA/CRM)最低ユーザー数の設定あり(Starterは10ユーザー含む月額65,000円〜との情報あり)【要確認】

見落としやすいのは、②の超過課金と⑤の最低契約条件です。月額を抑えたつもりでも、件数超過分を都度追加すると割高になるケースがあります。

法人契約1件の手数料から逆算する費用対効果の考え方

費用対効果は、感覚ではなく計算の枠組みで確認しておくと判断しやすくなります。手順は3ステップです。

まず、年間コストを確定させます。たとえば「BIZMAPS」の定額プラン1000を12ヶ月契約で利用する場合は月4,980円×12ヶ月=年59,760円、Sales Crowdを月10万円で12ヶ月利用する場合は年120万円という計算になります。

次に、その年間コストを自社の法人契約1件あたりの年間手数料で割ると、回収に必要な契約件数が出ます。最後に、その件数が自社の活動量から見て現実的かを確認します。

なお、ツールの導入によって成約件数や収益が保証されるものではありません。ここで示しているのは判断のための計算方法であり、実際の成果は商材や活動量によって変わります。


保険営業の法人開拓ツール

ここからは、法人開拓に活用できるツールを具体的に紹介します。リスト作成・アプローチ・案件管理のどこに強みがあるのかという観点で読み進めてみてください。

保険営業の法人開拓ツールおすすめ10選

紹介するのは以下の10ツールです。得意な工程と料金体系が異なるため、自社の状況と照らし合わせて確認してみてください。


  1. Sales Crowd(セールスクラウド)
  2. BIZMAPS(ビズマップス)
  3. Musubu(ムスブ)
  4. Urizo(ウリゾウ)
  5. FUMA(フーマ)
  6. Lead Dynamics(リードダイナミクス)
  7. APOLLO SALES(アポロセールス)
  8. kintone(キントーン)
  9. Salesforce Sales Cloud(セールスフォース セールスクラウド)
  10. Mazrica Sales(マツリカセールス)


1. Sales Crowd(セールスクラウド)

Sales Crowd

Sales Crowd」は、アイドマ・ホールディングスが提供する営業支援ツールです。約1,000万件の法人データベースからリストを抽出し、電話・メール・FAX・手紙といった複数チャネルへのアプローチと、その後の履歴管理までを1つの画面で運用できます。

ニーズタグやインテントタグでの絞り込みに対応しており、既存の法人契約先と似た属性の企業を狙う設計も可能です。活動履歴が全社で共有されるため、長期案件のフォロー漏れを抑えやすい点も特徴です。

料金は初期費用0円、月額10万円からとなっています。リスト作成からアプローチ、案件管理までを自社で仕組み化したい代理店に向いています。

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2. BIZMAPS(ビズマップス)

BIZMAPS」は、アイドマ・ホールディングスが提供する法人リスト作成ツールです。業種やエリア、従業員規模などの条件で企業を検索し、必要な件数だけリストを取得できます。

料金は定額プラン1000(1,000件/月)が12ヶ月契約で月4,980円(税込)、定額プラン5000(5,000件/月)が同条件で月24,900円(税込)です。契約期間が短いほど月額は上がり、定額プラン1000は6ヶ月契約で月6,980円、3ヶ月契約で月9,980円(税込)となっています。

注意したいのは、プラン外の個別追加が1,000件29,000円という価格設定になっている点です。継続してリストを使うなら定額プランのほうが費用を抑えやすく、必要な件数が読めている段階で導入しやすいツールといえます。

3. Musubu(ムスブ)

Musubu」は、Baseconnectが提供する企業データベースです。約1,200万件の法人データを搭載し、業種や地域、従業員数のほか、採用活動の状況でも絞り込めます。

ニュースや求人などの情報が統合されているため、事業の動きを踏まえながら対象企業を選定する使い方ができます。料金は12ヶ月プランが月額160,000円、6ヶ月プランが月額200,000円(いずれも税別、初期費用0円)です。

追加クレジットの購入単位が最小10万円からとなっているため、件数の管理は必要です。データの深さを重視したい場合に検討しやすいツールでしょう。

4. Urizo(ウリゾウ)

Urizo」は、セールスサポートが提供する企業リスト収集ツールです。iタウンページや求人サイトなど30以上のWebサイトから企業情報を自動で収集し、会社名・住所・電話番号・FAX番号・メールアドレスなどをまとめてリスト化できます。

同じ企業が複数サイトに掲載されている場合は1社に集約されるため、重複によって取得件数が増えにくい設計です。料金は初期費用5,500円に加えて月額9,900円から。1件あたり0.88円からという単価水準になっています。

公式サイトでは、合計1,500件分の企業情報を1週間無料で収集できる無料版も案内されています。リスト作成に用途を絞りたい場合の選択肢です。

5. FUMA(フーマ)

FUMA」は、Plainworksが提供する企業データベースです。全国の有力企業約160万社のデータを対象に、地域や業種、業績や規模といった条件で検索し、該当する企業を確認できます。

検索と抽出は無料で利用できる点が特徴です。CSVでのデータ取得が必要な場合は、単価5円・500円からのデータサービスを利用します。固定費をかけずに使い始められる構成です。

一方で、アプローチ機能や案件管理機能は備えていません。特定の企業を調べたいときや、スポットでリストが必要なときに併用するツールと考えるとよいでしょう。

6.Lead Dynamics(リードダイナミクス)

Lead Dynamics」は、My Alarm株式会社が提供する問い合わせフォーム営業の自動化ツールです。
リストに登録した企業のWebサイトを巡回し、問い合わせフォームへ営業文面を自動で入力・送信します。

AIがフォームの構造を判別して入力するため、フォームの形式が企業ごとに異なっても対応しやすい設計です。営業を禁止する文言の自動検知や重複送信のアラート、NGリストの設定といった、送信先とのトラブルを避けるための機能も備えています。

料金は初期費用0円、月額39,000円(税別)からで、契約期間は4ヶ月からとなっています。送信件数に応じたプラン区分がありますが、上位プランの金額は問い合わせが必要です。
電話以外の入り口をつくりたい場合に検討される選択肢です。


7. APOLLO SALES(アポロセールス)

APOLLO SALES」は、問い合わせフォームとメールを使って新規開拓のアプローチを自動化するツールです。リストの登録後、対象企業へ自動でアプローチをおこない、反応があった企業を管理できます。

アプローチの実行と反応の可視化に機能が集中しており、接触の母数を増やす段階で使いやすい構成です。月間のアプローチ数には上限があり、契約期間の条件も設けられています。


8. kintone(キントーン)

kintone」は、サイボウズが提供する業務アプリ構築サービスです。あらかじめ用意されたサンプルアプリを活用すれば、顧客情報や商談履歴を管理するアプリを自社で組み立てられます。

項目を自由に設定できるため、決算期や加入中の保険内容といった、法人開拓で必要な独自項目を管理する使い方もできます。料金はスタンダードコースが1ユーザーあたり月1,800円で、最低5ユーザーからの契約です。

ストレージが超過した場合は10GBごとに月1,000円が加算されます。企業データベースは搭載していないため、リスト作成ツールとの組み合わせが前提になります。


9. Salesforce Sales Cloud(セールスフォース セールスクラウド)

Salesforce Sales Cloud」は、セールスフォース・ジャパンが提供するSFA/CRMです。顧客情報や商談の進捗、活動履歴を一元管理し、レポートやダッシュボードで数値を可視化できます。

料金は1ユーザーあたり、Starterが月3,000円、Professionalが月9,600円、Enterpriseが月19,800円(いずれも税抜)です。上位プランは部門ごとの権限設計にも対応します。

その反面、項目設計や入力ルールの整備を担う運用担当者が前提になります。導入支援を外注する場合は別途費用が発生するため、社内で運用体制を確保できるかを確認してから検討するとよいでしょう。


10. Mazrica Sales(マツリカセールス)

Mazrica Sales」は、マツリカが提供するSFA/CRMです。
案件をカード形式で並べる案件ボードによって、商談の進捗を視覚的に把握できる点が特徴です。

蓄積した活動データをAIが分析し、受注確度や次に取るべき行動を示す機能も備えています。
名刺のOCR取り込みにより、面談後の入力の手間も軽減できます。

料金は公式サイトでは公開されておらず、問い合わせが必要です。比較サイトでは、10ユーザーを含むStarterプランが月額65,000円からと紹介されています。
入力のしやすさを重視して案件管理を整えたい場合の選択肢です。

紹介以外の法人開拓ルートを自社でつくりたいならSales Crowdがおすすめ

紹介以外にルートがない状態から抜け出すには、ターゲットを自社で選び、接触して追い続ける流れを社内に持つ必要があります。ここでは、その仕組み化に役立つ3つの機能を解説します。

条件を指定するだけで法人リストができるので、リスト作成の手作業がなくなる

Sales Crowd」では、業種・エリア・従業員規模などの条件を指定して、約1,000万件の法人データベースから対象企業を抽出できます。ニーズタグやインテントタグによる絞り込みにも対応しています。

これにより、1社ずつ検索してExcelに転記する作業が不要になります。リスト作成にかけていた時間は、そのまま架電や面談へ振り向けられるでしょう。

また、既存の法人契約先と似た属性の企業を条件として指定できるため、狙う基準が明確になります。対象を定めた活動へ切り替えやすくなる点もメリットでしょう。

電話・メール・FAX・手紙を1画面で回せるので、接点を増やしても管理が煩雑にならない

抽出したリストに対して、コール機能・メールDM・FAX・手紙といった複数チャネルからそのままアプローチでき、チャネルごとに別のツールを使い分ける必要がありません。

ツールを行き来する手間がなくなるため、同じ企業に複数の接点を持つ運用が回せるようになります。送信状況や反応もまとめて確認できます。

受付で止まりやすい保険営業では、電話以外の入り口を用意できることが接触機会につながります。手紙やFAXを組み合わせ、経営者に届く経路を増やす設計も可能です。

自動ナーチャリング機能で、決算期などの再接触タイミングを逃さない

Sales Crowd」では、リード情報を一元管理し、活動状況を追跡できます。フォローすべきタイミングを自動で把握できるため、次のアクションが管理画面上で分かります。

「今は不要」で終わった企業も、将来の見込み客としてリストに残ります。記憶や手帳に頼った管理から離れられるため、担当者が変わっても状況を引き継ぎやすくなるでしょう。

検討期間が長い法人案件では、放置による取りこぼしが起こりがちです。再接触の時期を仕組みで管理できれば、決算期など動きが出やすい時期に合わせた接触を続けやすくなります。

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架電するリソースがない代理店ならSales Platformがおすすめ

ツールを導入しても、動かす人がいなければ活動量は増えません。代表が営業を兼務している、社員が既存顧客の対応で手一杯といった状況では、外部に任せる選択肢も検討したいところでしょう。

リスト作成から商談設定まで、人材とノウハウごとに任せられる

Sales Platform」は、アイドマ・ホールディングスが提供する営業支援サービスです。680万件以上の法人データベースを使ったリスト作成から、アプローチ、商談設定までを外部に任せられます。

代表が営業を兼務している状態でも、法人開拓の母数を止めずに確保できます。社内の人員配置を変えずに、新規接触の量を維持できる点がメリットです。

自社に法人開拓のノウハウが蓄積されていない場合も、支援体制をそのまま活用できます。どの業種に反応があるのかという知見を、活動を通じて把握していく進め方も可能です。

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ツールと代行、どちらを選ぶべきかの判断軸

判断の起点は、架電できる人員の有無です。
月1万〜10万円のツールは、動かす人がいてはじめて効果が見込めます。架電する人がいない状態では、ツール費用が使われないまま発生するコストになりかねません。

まずは、社員5名のうち法人開拓に時間を割ける人数を確認してみてください。0〜1名であれば代行から、2名以上を確保できるならツールからという整理がひとつの目安になります。

将来的に自社で回したい場合は、代行で反応が出やすいパターンを把握したうえでツールへ移行する流れもあります。段階的に社内へ移す設計なら、はじめから全体を抱える必要はありません。

まとめ|無料で試して、詰まっている工程から仕組み化する

Sales Crowd

保険営業の法人開拓ツールは、「リスト作成」「アプローチ」「案件管理」の3タイプに整理できます。
まず自社がどの工程で止まっているかを特定し、そこに対応するタイプから検討しましょう。

費用は月5,000円程度から月20万円程度まで幅があります。同じリスト作成ツールでも月4,980円と月16万円の差があるため、必要な件数と情報の深さで価格帯を絞り込みましょう。

中小・少人数向けと大企業向けでは、金額だけでなく課金方式や必要な運用体制も異なります。多機能さで選ぶよりも、今週から動かせる金額と体制かどうかで判断するほうが、運用は定着しやすいといえます。

まずは「FUMA」の無料検索などで自社ターゲットの母数を確認し、低額でリスト作成を始めるなら「BIZMAPS」、リスト作成からアプローチ・履歴管理までを自社で仕組み化するなら「Sales Crowd」、架電するリソースが確保できないなら「Sales Platform」という流れで比較を進めてみてください。

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