画面共有ツール「Zoom」をブラウザで使用する方法と注意点

【最終更新日:2022年1月3日】

最近は、オンラインでの会議やセミナーに参加する機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

さまざまなオンライン会議ツールがありますが、なかでも「Zoom」は使いやすく機能性が高いため、企業での会議から学校の授業、オンライン飲み会まで幅広く使われています。またOSやデバイスを選ばないため、どの端末やブラウザからでも利用することができます。

今回は、Zoomをウェブブラウザから利用する方法とブラウザごとに使える機能、注意点をお伝えしていきます。Zoomを使ったことがない、これから使いたいという方はぜひ参考にしてください。

 

Zoomはウェブブラウザで使用できる?

Zoomには、アプリをダウンロードして使用する方法と、ウェブブラウザからZoom公式サイトにアクセスする方法の2つがあります。

ウェブブラウザから使用する場合は、ミーティング主催者が発行したURLにアクセスして、ファイルのデータをインストールするか、Zoom公式サイトからIDを入力して使用することができます。ミーティングに参加するだけであれば、アカウントの作成は必要ありません。ただ、ミーティングを主催する場合にはアカウントの作成が必要です。またアカウントの作成は無料でできます。

アプリの場合も、アプリストアからZoomをダウンロードした後の手順はウェブブラウザと同様です。

Zoomをブラウザで使用する手順

・ミーティング主催者から招待されたリンクでアクセスする場合
送られたリンクをクリックすると、「ブラウザから参加」というオプションが自動的に表示されるか、「ダウンロードできませんか?[こちら]をクリックして開始することもできます」と表示されます。自動的に表示されなかった場合は「こちら」をクリックします。

なお、ダウンロード開始画面の「アプリケーションをダウンロードまたは実行できない場合はブラウザから参加」をクリックすれば、Zoomアプリをダウンロードすることなくミーティングに参加することができます。

・ウェブブラウからZoom公式サイトにアクセスする場合
公式サイト画面の右上にある「ミーティングに参加する」をクリックします。次に、主催者から共有された「ミーティングID」または「パーソナルリンク名」を入力します。

音声とビデオを接続して参加したいときは、「参加」の青いボタンをクリックします。オーディオやビデオに接続しない場合は、「オーディオに接続しない」または「自分のビデオをオフにする」を選択して「参加」を押してください。この方法なら、アカウントにサインインしなくてもミーティングに参加することができます。

・主催する場合
公式サイト画面の右上にある「ミーティングを開催する」をクリックします。そうすると「ビデオはオフ/ビデオはオン/画面共有のみ」の項目があるので、希望する方法を選択します。

次に「Zoom Meetingsを開く」をクリックすると、ミーティングのURLとミーティングID、パスワードが表示されるので、参加者に共有すれば招待することができます。

また、あらかじめ日時を決めて開催する場合は、公式サイトからサインインを行い、画面左にある「ミーティング」をクリックします。次に「新しいミーティングをスケジュールする」を選択すると、ミーティングの名前や開催日時などを細かく設定できます。

参加者にはそのミーティングのURLまたはIDとパスワードをシェアしてください。

 

各ブラウザごとにできることの違いや注意点

Zoomは基本的にどのブラウザからも利用することができますが、ブラウザによって使える機能に制限があります。

また前提条件として、ブラウザが下記のバージョンに更新されているかも事前に確認しておきましょう。

・Google Chrome 53.0.2785以上
・Firefox 49.0以降
・Safari 10.0.602,1.50以上
・Microsoft Edge 38.14393.0.0以上
・Internet Explorer 10以上

Chrome

Chromeなら Zoomのすべての機能を使うことができます。オーディオやビデオを使用しての通話や画面共有、チャット、ホストとしてのミーティングコントロールなど、ミーティング参加者としても主催者としても利用しやすいブラウザです。

Firefox

Firefoxでは、ビデオでの通話や画面共有、チャット、ミーティングの開催などの機能は問題なく利用することができます。しかしコンピューター経由でオーディオを使えるのは、ウェビナー(オンライン上で行うセミナー)参加時のみです。ミーティングでオーディオを使う場合は、電話からの通話が必要になるため、通話料がかかってしまいます。

ただし、OSがLinuxであれば、ミーティングやウェビナーのホストまたはパネリストでも、コンピューターオーディオの使用が可能です。

Safari

Safariは、画面共有(動画共有を除く)とコンピューターオーディオの利用ができません。ただし画面共有に関して、自分の画面は共有できませんが、自分以外の参加者の画面共有を見ることは可能です。

Edge

Edgeはコンピューターオーディオへの参加ができません。また画面共有をする場合、利用できるOSがWindows 10 ProもしくはEnterpriseに限られます。Windows 10 Homeを利用している場合には、ChromeかFirefoxからの利用をおすすめします。

Internet Explorer

Internet Explorerの場合は、画面共有(動画を含む)や、コンピューターオーディオでの参加、共有されたビデオの視聴ができません。通話での参加がメインとなります。Internet Explorer経由でZoomアプリをダウンロードして起動する分には問題ありません。

画面共有ツールのメリットとデメリット

画面共有には、完成された資料を画像化したものと、PC画面をそのまま共有する方法があります。プレゼンテーションや報告会などでは画像共有、設計図やイラストレーションなどの資料を共有したい場合はPCの画面共有をするのが良いでしょう。また画面共有は、主催者も参加者もそれぞれできます。

Zoomの場合、ビデオ通話をしながら画面共有ができて、資料だけでなく映像や音声の共有もできます。さらに、相手の端末を自分が操作できるリモート操作や(逆も可能)、ペンで注意書きができる注釈機能もついています。画面共有の操作方法も簡単で、通話中画面の下にある「画面共有」をクリックし、共有する画面を選択するだけです。

画面共有のメリット

離れた場所からオンライン上でミーティングやセミナーを行う場合、手元に資料があっても、いまどの部分の説明をしているのか伝わりにくいことがあります。画面共有ができれば、参加者全員が同じ資料を同時に共有できるので、情報共有がスムーズになり、会議時間の短縮にもつながります。

また、ただ単に資料の共有をするだけでなく、PC画面を共有していれば、リアルタイムでの編集も可能になります。会議中にその場で訂正・追加ができ、修正の様子や完成したデータを参加者全員がその場で確認することができます。これは、文章や口頭だけではイメージをなかなか共有しにくい、図面やデザインを扱う場面では特に有効的です。

画面共有のデメリット

まず、利用する通話サービスが自分の持っている端末に対応していなければ、利用することはできません。また使うツールによっては、共有した資料の画質が荒くなってしまうことがあり、鮮明に文字や図が見えないこともあります。

 

まとめ

オンライン通話ツールを利用すれば、オンライン会議・セミナーもチャットや画面共有機能を使って、充実したものにすることができます。

特にZoomは、どのデバイスやブラウザからでも使え、基本的な機能を無料で利用することができます。さらにアプリをダウンロードしたり、アカウントを作成しなくてもいいので、気軽に会議やセミナーに参加することができます。ぜひZoomをオンラインでのコミュニケーションに役立ててくださいね。

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