在宅ワーカーの活用でリソース不足を解消し、事業拡大へ。コワーキングスペース運営企業が「ママワークス」で描く未来
株式会社更紗
取締役副社長 江﨑 まゆみ 様ご利用中のサービス
Crowd Members
- 課題
少人数体制で運営しており、デザインやWeb制作などの業務リソースが不足していた
- 解決策
「ママワークス」を導入し、秘書業務やデザイン制作を担う在宅ワーカーを募集・活用
- 成果
在宅ワーカーと協働する体制が構築され、自社サービスの拡充や新たなNPO法人設立へとつながった
兵庫県西宮市、阪神「鳴尾・武庫川女子大前」駅から徒歩5分の立地でコワーキングスペース「SARASA」を運営する株式会社更紗。同社は「つながる、広がる、ひらける」をコンセプトに、単なる作業場所にとどまらない、キャリアやビジネスが発展する「始まりの場所」を提供している。国家資格キャリアコンサルタントによる支援や、デザイン制作の相談窓口などを備え、個人事業主やフリーランスを中心に支持を集めている。現在従業員は2名、在宅ワーカー10名が活躍中。今回は、同社の取締役副社長である江﨑まゆみ氏に、「ママワークス」を導入した経緯と、その後の成果や今後の展望について話を伺った。
キャリア支援への強い思いから起業。少人数での運営によるリソース不足が課題に

株式会社更紗は、2024年10月に設立された。現在はコワーキングスペース事業とキャリアコンサルティング事業の2本柱で事業を展開している。同社設立の背景には、江﨑氏のキャリア支援に対する強い思いがあった。
江﨑氏は長年、メーカーの支店で営業サポートに従事し、営業担当の新人教育にも携わってきた。その中で、配属先によって教育体制に差があり、不公平感から退職していく若手社員の姿を目の当たりにし、大きな課題を感じていたという。
「従業員として働く方のキャリアを考えていくことに価値があると感じ、国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を取得しました。そこから会社を辞め、フリーランスとして活動を始めました。
その後、夫が長年勤めた企業を退職するタイミングで『コワーキングスペースを始めたい』と発案し、西宮市の商工会議所が主催する起業塾に参加したことが後押しとなって、夫婦で法人を設立しました」(江﨑氏)
オープンした「SARASA」は、事前の予約なしで利用できるドロップイン機能やバーチャルオフィス機能に加え、定期的な交流会を通じて利用者のコミュニティ形成を支援している。また、ソーシャルワーカー向けのキャリア相談や、「さらさデザインスタジオ」としての制作請負など、専門的な付加サービスも充実させている。
しかし、経営陣2名という少人数体制での運営は決して容易ではなかった。
「2名という少人数体制での運営による、慢性的なリソース不足です。コワーキングスペースの運営だけでなく、利用者向けのWeb制作サポートやチラシ作成、SNSの運用など、あらゆる業務を私自身が抱え込んでいました。すべてを自分で行うにはどうしても限界があり、事業を前に進めるための新たな業務体制の構築が急務となっていたのです」(江﨑氏)
そうした状況の中、過去にアイドマ・ホールディングスの営業支援サービス「Sales Platform」を利用していた縁もあり、新たな業務体制の構築に向けた検討を始めた。
「ママワークス」を通じて在宅ワーカーを募集し、自走できる組織へ

江﨑氏は、業務を委託できる外部人材を探す中で、アイドマ・ホールディングスが提供する「ママワークス」の導入を決定した。
「それまではチラシ作りからWebサイトのディレクションまで、すべて自分で行っていました。在宅ワーカーにお願いするというイメージは、おそらくアイドマさんのサービスを通じて初めて持ったのだと思います」(江﨑氏)
実際に「ママワークス」のスカウト機能を活用した結果、チラシ作成の案件などでは約100件もの応募が集まり、多数の候補者と接点を持つことができた。一方で、外部人材に業務を委託し、安定したチームを構築していく過程には特有の難しさもあったという。
「応募が来てもポートフォリオが準備できていない方がいたり、契約後に単価の増額を打診されたりすることもありました。在宅ワーカーは即戦力というイメージがありましたが、こちらのニーズをしっかりと伝え、チームを育てていく意識が必要だと実感しました」(江﨑氏)
こうした課題に対し、アイドマの担当者は親身に支援を行った。株式会社更紗の社内でマネジメントを自立的に実行できるよう、手法のレクチャーや定期的なコミュニケーションを通じてサポートを実施したのである。
「アイドマの担当者の方は、真摯に寄り添って助けてくれました。親身になって考えていただき、頼りになる存在でした」(江﨑氏)
適切な募集活動とアイドマ・ホールディングスの支援により、同社は在宅ワーカーと協働する体制を徐々に整えていった。
在宅ワーカーの活用が当たり前の文化に。NPO法人の設立と、さらなるコミュニティ形成へ

「ママワークス」を通じて在宅ワーカーと協働する体制が構築されたことで、株式会社更紗の事業展開に大きな変化が生まれた。在宅ワーカーを活用することが社内で当たり前の文化となり、江﨑氏自身が本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整いつつある。
さらに、この取り組みは自社サービスの拡充にも直結した。コワーキングスペース「SARASA」の利用者である個人事業主に対し、在宅ワーカーがオンラインで公式LINEの導入レクチャーを行うなど、利用者への新たな価値提供が実現している。
「人が足りなくなる時代の中で、在宅ワーカーを活用することはビジネスの加速だけでなく、新しい風を入れることにつながります。さまざまな方との出会いがあり、自分が気づいていなかった視点を得られる仕組みができました」(江﨑氏)
在宅ワーカーとの関わりを通じてその働き方の可能性を確信した江﨑氏は、新たにNPO法人「在宅ワーカーキャリア共創協会」を設立した。
「『ママワークス』での出会いを通じて、在宅ワーカーを活用することの価値や、その働き方の可能性を強く確信しました。人が足りなくなる時代の中で、在宅ワーカーとの協働はビジネスを加速させるだけでなく、自分が気づいていなかった視点を得られる「新しい風」になります。この経験をもとに、支援の幅をさらに広げていきたいと考えています」(江﨑氏)
現在同社は、個人事業主やフリーランスのビジネスを支援する会員制度「SARASAプラス」の展開に注力している。同制度では、ビジネス相談に加えてSNS投稿代行やLP制作といった手厚いサポートを提供しているが、これらは「ママワークス」を通じて参画した在宅ワーカーのスキルがあるからこそ実現できているサービスだ。在宅ワーカーとの協働が、コワーキングスペースの利用者へのさらなる価値提供へとつながっている。
「単なる仕事のスペースとしてだけでなく、イベントや交流会を通じて、利用者の皆様が『また来たい』と思える場作りに注力していきます」(江﨑氏)
「ママワークス」を活用し、強固な事業基盤と新たな事業展開への一歩を踏み出した株式会社更紗。同社のさらなる飛躍と、多様な働き方を支援する取り組みに今後も期待が寄せられる。
株式会社更紗
事業内容
コワーキングスペースの運営、キャリアコンサルティング事業
