人材不足を在宅ワーカーの活用で解決。業務効率が改善し社員の残業時間ダウンに成功
株式会社柴木材店
代表取締役 柴 修一郎 様ご利用中のサービス
Crowd Members
- 課題
人材不足や働き方改革への対応として在宅ワーカーの活用を検討するも抵抗感があった
- 解決策
信頼できる成功例を聞き、「ママワークス」の導入を決意
- 成果
CADオペレーターをはじめとする専門職を獲得し、業務効率がアップ。残業時間の削減につながった
茨城県下妻市にある株式会社柴木材店は、1967年3月に先々代が材木屋として創業したことにはじまる工務店だ。建築業が主な業務になった今でも、「木の家づくりに誇りを持ち続けていたい」という願いから、昔のままの社名を名乗っているという。従業員は22人、在宅ワーカーは7人が活躍中。今回は代表取締役の柴修一郎氏に、在宅ワーカー導入のきっかけや成果について話を聞いた。
同業者が人材確保に成功した実例を聞き、在宅ワーカーの活用を決意
まずは柴氏から、株式会社柴木材店の事業内容を教えてもらう。
「総合建設業を営んでおり、木造注文住宅や木造特殊建築として医院・グループホーム・温泉施設・音楽堂など、さらには鉄骨建築として店舗・倉庫・工場など、また、リノベーションやリフォーム工事も手掛けています」(柴氏)
在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何だったのだろうか。
「設計士の採用に苦労していたころ、信頼している工務店の方から在宅ワーカーを使って人材不足を補っているという話を聞き、興味を持ちました。新聞やテレビなどから在宅ワーカーの活用で働き方改革ができることは知識として持っていましたが、自分のなかの『抵抗感』のような心のハードルがあり、実際に導入することには抵抗がありました。でも、信頼している仲間が使って成功している実例があったので、『抵抗感』のような心のハードルを下げることができ、活用を始めてみることができました」(柴氏)
在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応したのだろうか。
「最初にCADオペレーターを募集してみました。地元の求人ではまったく応募が来なかったのに、想像以上に応募が多く来て驚きました。業務委託という形態での選考は初めてで右も左も分かりませんでしたが、『ママワークス』の支援スタッフが手取り足取り伴走してくれたので、とてもスムーズ進めることができました。
面接は自分たちで行いましたが、他の書類選考や初回の顔合わせの『ガイダンス』などは支援スタッフが段取りをして、手厚くサポートしてくれました。本当に感謝しています」(柴氏)
ニッチな分野の経験者とも出会える!ママワークス人材の層の厚さを実感
同社では現在7人の在宅ワーカーが活躍している。どのような業務を依頼しているのだろうか。
「最初に仕事を依頼したCADオペレーターの方たちが本当に優秀で、『在宅で良ければ働ける優秀な人たちがこんなにもいるんだ!』と感動しました。この分野で仕事の依頼がスムーズに行えたので、自分たちの業務の棚卸をする思考回路ができあがり、OB(過去に家を建てたお客様)向けのサイト運営のためのWebデザイナーやYouTubeチャンネル制作のための動画編集スタッフなども『ママワークス』で募集してみることにしました。
Webデザイナーの募集では、自分たちが使っている工務店専門の『アンバサダークラウド』という住宅・不動産業界向けのクラウドサービスの運用経験者が応募してくれて、このようなニッチな分野でも経験者に出会えるという“奇跡”を体験しました」(柴氏)
在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをしているのだろうか。
「依頼業務ごとにグループチャットを作成し、やり取りをしています。今はほぼ私の手から離れ、各担当社員が在宅ワーカーの方と直接やり取りするようになってきています。
ただ、文字でのやり取りだけでは不安もあるため、初回のガイダンスには必ず関係する社員が参加し、顔を合わせて信頼関係を築くようにしています」(柴氏)
困ったことや大変だったことについて聞くと、「特に思い当たることはない」としながらも業務委託に慣れるまでの過程を教えてくれた。
「強いてあげるならば、導入したてのころは社員が『業務委託』の方々との働き方に慣れておらず、わざわざ仕事をつくって依頼しようと無理をしてしまったことがありました。業務が発生したときだけ、そして在宅ワーカーの都合が合うときだけ依頼すれば良いということを伝え、徐々に『頼み方』が浸透していきました」(柴氏)
在宅ワーカーの活用が残業時間減のカギになると実感。社員によるさらなる活用を奨励したい
「ママワークスサイト」の導入効果や良かったことには「人手不足の解消」と「残業時間の削減」を挙げる。
「人手不足が解消され、業務効率が上がりました。おかげで社員の残業時間も減らすことができました。今、経営者に求められていることのなかには『残業時間を減らし休みを増やすこと』がありますが、目の前にある業務が減らない限りなかなか実現するのは難しいものがあります。でも、在宅ワーカーに業務委託できることで、少しずつ社員の負担が減らせているのはうれしいことです。
また、『ママワークス』の支援スタッフが『私たちを使い倒してください!』と本当によく動き、頼りになる存在でいてくれるので、依頼したいと描いていた業務のほとんどを依頼することに成功しました。これからも在宅ワーカーを活用する幅を広げていきたいと思いますが、まず現時点では、現場の社員が自分たちで活用したい分野の在宅ワーカーをリクエストしてくれるようになることを願っています」(柴氏)
最後に柴氏から、これから在宅ワーカーの導入を検討している企業へのメッセージをもらった。
「今の時代、採用に悩んでいる企業は少なくないと思います。ただ、心理的なハードルが高かったり、自分は取り入れたくても社員が抵抗したりするということもあると思います。ただ、自分もそうでしたが、実際にやってみて『こんなに優秀な方たちが在宅に眠っているのか!』とびっくりしたので、ぜひ、一歩踏み出して同じような感動を味わってもらいたいです」(柴氏)
株式会社柴木材店
事業内容
建築設計・施工、木造注文住宅、木造特殊建築、鉄骨建築、リノベーション、リフォーム工事