福井発 求人特化型SNSが「Sales Platform」とともに営業課題の突破に挑む
株式会社tec.tec
代表 麻生 侑也 様ご利用中のサービス
Sales Platform
- 課題
従来の手法でのリード獲得と新規開拓に限界を感じていた。また、地方特性によるSNSへの抵抗感の払拭も課題だった
- 解決策
「Sales Platform」を導入し、トーク内容のブラッシュアップとPDCAサイクルを実践。新たなアプローチノウハウを確立
- 成果
商談機会の獲得スタイルを確立し、アポイントの量・質が向上。導入3か月で4件の契約を獲得
株式会社tec.tecが運営する求人特化型SNSアカウント「じょぶれぽ」は、代表の麻生侑也氏が立ち上げた、福井県内の企業を対象にした地域密着型の求人メディアである。求職者がSNSを通じて多様な仕事と出会える、“求人媒体のSNS版”として新たな立ち位置を目指している。
「『じょぶれぽ』は福井県の企業を中心に、SNS上で求人情報を発信しています。地域内の雇用課題に向き合いながら、新しい出会いの機会を創出することが私たちの使命です」と麻生氏は語る。
サービス開始から約1年を迎えるなか、営業活動における新規開拓の難しさが事業成長の壁となっていた。
「私を含めた2人体制で、主に異業種交流会を通じて企業の皆様へご案内していました。ご紹介をいただく機会もありましたが、さらなる新規開拓のために新たな営業手法の導入が不可欠だと判断しました」(麻生氏)
当初掲げていた目標は「1年で50社の掲載企業獲得」だった。しかし実績は、約20社にとどまっていた。麻生氏はその背景について次のように分析する。
「地域性によるSNS活用への抵抗感の強さを痛感しました。福井県では、ビジネスにSNSを活用する文化が浸透しておらず、『SNSで求人を出す』という提案自体が響きづらいのです。営業段階以前に、そもそも関心を持ってもらうのが難しい状況でした」(麻生氏)
このような課題を受け、同社は「じょぶれぽ」の認知拡大と新規企業開拓を図るため、より実効性の高い営業手法と、SNS活用の有効性を企業に伝えるナレッジが不可欠であると判断し、「Sales Platform」の導入を決めた。
ワンストップの提案力で営業体制を刷新し、業務効率と成果を両立
「ちょうど新規開拓の難しさを実感していた時期に、Instagramで『Sales Platform』の広告を目にして、一度話を聞いてみようと思ったことがきっかけでした」(麻生氏)
提案を受け、麻生氏は導入を即決したとのこと。決断の背景には、単なる営業代行にとどまらない、戦略設計から実行・改善までを網羅した、ワンストップの支援体制に対する高い評価があった。
「電話営業の体制構築からトークスクリプトのブラッシュアップ、実施後の振り返りと改善提案まで、一連のプロセスが明確に設計されている点に大きな魅力を感じました。初回の提案時点で、弊社の課題にしっかりと向き合い、具体的なシミュレーションを交えて説明してもらったことで、安心して任せられるという確信が得られました。
初めての営業支援サービス導入でしたが、提案内容に対する納得感が非常に高く、社内での意思決定もスムーズでした」(麻生氏)
導入後、アプローチ可能な企業数は飛躍的に拡大した。
「異業種交流会に頼っていた際には、出会えなかったような企業へのアプローチができています。リストアップからアポイント獲得までを外部に委託できるだけでなく、案件数も確実に増えてきていますね」(麻生氏)
これまで2人の営業担当が新規開拓から商談までを一手に担っていたが、アポイント取得の業務を外部に委ねたことで体制に余裕が生まれた。営業担当は商談とクロージングに専念できるようになり、より質の高い提案が可能となっている。
商談の質と営業スキルを高める情報、さらには仕組みの提供に即効性
「Sales Platform」の導入によって、営業活動のアプローチ数だけでなく、アプローチ先の質の向上にも明確な効果が現れている。特に麻生氏が高く評価するのは、提供される企業リストの精度と、商談準備に役立つ豊富な情報である。
「提供リストは非常に有用で情報が整理されており、事前準備がしやすいです。提案内容も企業の特徴にあわせて柔軟に調整できます。さらに、通話内容がテキストで確認できる点も、振り返りや改善に非常に役立っています」(麻生氏)
各企業の反応や担当者のトーンといった情報を事前に把握できることで、よりパーソナライズされた提案が可能となり、限られた商談時間を有効に活用できるようになったという。「事前に相手の関心や雰囲気がわかるだけで、商談の質は大きく変わります」と麻生氏は実感を込めて語る。
こうした実務的な改善に加え、営業ナレッジの構築も進んでいるという。なかでも麻生氏が印象に残っているのは、初動のトーク構築プロセスである。
「いわゆる『受付の壁』を超えるためのトーク術や切り返しのノウハウは、私たちにはない部分でした。また、提案相手である人事部や広報部の方たちへどうやってつないでもらうか、といったアプローチ方法も、従来では思いつかないような発想やノウハウを提供してもらっています。この点は大きな収穫でした」(麻生氏)
実際の架電内容を分析し、トークを改善していくフィードバックサイクルが確立されたことで、社内にも自然とPDCAの文化が根付きつつある。単なる外部委託にとどまらず、営業のノウハウが社内資産として蓄積されていく点も、成果の一つとなっている。
営業成果の可視化と地域企業への波及効果を生む取り組み
契約数も着実に増え、約3か月で4件の獲得に至った。当初掲げていた「1年で50社」という目標に対して順調な立ち上がりで、スピード感のある展開に麻生氏は大きな手応えを感じている。
また、「Sales Platform」の導入は求人特化型SNS「じょぶれぽ」における新規企業開拓の突破口となっただけでなく、営業リソースが限られる中小企業においても、効率的かつ再現性のある営業体制が構築できることを実証している。
さらに麻生氏は、営業活動の枠を超え、地域全体に対する意識改革にも意気込んでいる。
「このままだと、福井県内の企業が時代の流れに取り残されてしまうのではないかという危機感があります。営業活動を通して、少しでも地域のSNS活用に対する意識変革に寄与できれば良いなと考えています。
まずは、SNSに前向きな企業や新たな採用手法を模索する企業に対して、引き続き『じょぶれぽ』の提案を着実に進めていきます」(麻生氏)
最後に、導入を検討する企業へメッセージをもらった。
「BtoB事業を展開している企業であれば、業種や規模を問わず広く活用できるサービスです。特に新規開拓に課題を感じている経営者の方や、営業リソースが限られている中小企業の皆様には、一度話を聞いてみていただきたい。営業の新たな可能性が見えてくると思います」(麻生氏)
株式会社tec.tec
事業内容
SNSコンテンツ制作・運用 、SNS広告運用 、SNS求人専用アカウント「じょぶれぽ」運営 、動画・画像制作 、HP制作