新規開拓と企業認知度アップを狙い「クラプロ」＆「Sales Platform」を活用。1年足らずのうちに新規顧客の獲得に成功

有限会社井上製作所は神奈川県綾瀬市で1970年に創業し、3代にわたり金属加工業を営んできた。同社が生み出す金属部品は、交通インフラや自動車産業、食品製造の現場など、生活に必要なさまざまな機械に組み込まれている。井上専務（以下井上氏）と奥様は、新規顧客の獲得に向けて自社のホームページの見直しや営業活動の足掛かりを模索していた。

「新型コロナウイルスの影響で発注ペースが大幅に減ってしまい、売り上げもだいぶ落ち込んでいました。こちらから積極的に新規開拓していかないと弊社の5年後、10年後はどうなってしまうのか……。事業承継する前からさまざまな策を考えていました」（井上氏）

まずはホームページをリニューアルし集客力を高めることが急務、という思いで井上氏は2023年12月に「クラプロ」を導入。同時に、営業力の見直しを図ろうと「Sales Platform」の導入にも踏み切った。

売り上げのV字回復を狙い、「クラプロ」と「Sales Platform」を契約

父親からの事業承継を見据え、さまざまな形で企業経営を学ぶ井上氏がアイドマ・ホールディングスと出会ったのは2023年12月のことだった。

「組織運営理論を学ぶために『識学』のオンラインセミナーに参加しまして、その主催がアイドマさんだったのです。後日、私の元にアイドマさんから電話があり、営業支援サービスの説明を受けました」（井上氏）

まず井上氏が取り組んだのは、ホームページのリニューアルだった。父親の代に制作したというホームページは見た目も情報も古く、井上氏いわく「弊社の技術力をしっかりとPRできるサイトではない」ものだったからだ。

約半世紀かけて培った技術力は顧客からも一定の評価を得ており、同社のクオリティの高さは業界内でも有名だった。これといった営業活動をせずとも、既存のクライアントからの信頼により継続的に仕事を受注してきた。父親の金属加工職人としての腕前には井上氏も奥様も一目置いていたが、コロナ禍により状況は一変してしまう。

「新型コロナウイルス以降、定期発注の本数が軒並み減ってしまった。既存顧客数社に売り上げを依存していたこともあり、業績が一気に悪化してしまいました」（井上氏）

積極的に自社をPRし、新規顧客を開拓するしか生き残る手はない。しかし社内には専属の営業担当はおらず、営業ノウハウもない状態。そこで2人が目を付けたのが「Sales Platform」だった。

「アイドマの担当者から詳しい説明を受けてみると、ホームページの訴求力を上げつつ、営業活動も無理なくできそうだと感じました。『クラプロ』と『Sales Platform』を活用すれば新規顧客の獲得への道筋がつくれると思い、契約しました」（井上氏）

サイトリニューアルとテレマーケティングで、効率の良い営業戦略を展開

自社のホームページをリニューアルするにあたり、井上氏と奥様はアイドマ・ホールディングスに具体的な要望を伝えた。

「金属加工会社らしくないポップで楽しい世界観。それと、初見の方でも弊社に興味を持ってもらいやすそうなサイトの構成にして欲しいとお願いしました」（井上氏）

サイトリニューアル会議では井上夫妻も活発にアイデアを出し合い、丁寧にホームページの骨子を組み立てていった。それと同時進行する形でテレマーケティングの準備も進めた。

「アイドマさんが持っている膨大な顧客リストが何といっても魅力でしたね。そのなかから1都3県にあり、なおかつ金属加工の需要がありそうなコンタクト先を絞り込んでいきました」（井上氏）

営業コンサルタントのアドバイスを元にトークスクリプトが完成し、2024年5月からテレマーケティングを開始。リード獲得も順調に進んだが、ちょっとした問題が発生してしまう。

「金属加工だけでリストアップしていたため、弊社で扱ってこなかった建造物用の大きな部材や重量物を求めている企業からの引き合いが続いてしまったのです。そうしたミスマッチを早々に解消するためコンタクトリストをすぐに精査し、食品関連や自動車関連など、弊社の技術力を存分に活かせる市場に絞っていきました。その結果、某製粉会社とのご縁をいただきました」（井上氏）

自社の認知度を高め、進化させていきたい。「クラプロ」と「Sales Platform」は、営業力不足・人材不足に悩む企業に持ってこいのサービス

「Sales Platform」での営業活動を始めて10か月が過ぎた。月1回のミーティングでテレマーケティングの結果検証と戦略について議論し、リードの確度も月を追うごとに上がっている。そして2025年3月には、念願だった自社サイトのリニューアルも完了した。

「先ほどお話した製粉会社以外にも、いくつかの新規取引先とつながることができました。既に継続的に依頼をもらっている企業もあります。うれしいことに『井上製作所のクオリティは高い』と評価をいただいています。

ホームページのリニューアルに関していえば、かなり多くの要望をアイドマさんにお伝えしました。私たちが思っていること、感じたことなどを包み隠さずすべて投げかけたところ、それらにアイドマさんが柔軟に対応してくれました。その結果、とても素敵なホームページが完成し、大変満足しています」（井上氏）

2025年夏に向けて、新規事業の立ち上げも計画している。担当するのは奥様だ。

「金属加工を主力事業に置いたまま、私が個人でやってきたレジンアクセサリーの製造・販売を新たな事業として加えます。事業化に向けた支援を受け始めていて、Instagram用の商品撮影や動画へのアドバイスを受けたりして、ワクワクしながら毎回のミーティングに参加しています。アイドマの担当者と話しているうちに新商品のアイデアがひらめくこともあります」（奥様）

事業承継、そして新規事業の立ち上げ。自らが経営者となり、今後さらに同社を進化させていくと井上氏は意気込む。「契約満了まであと数か月あります。引き続きテレマーケティングで新規開拓を続けるとともに、新しくなったホームページやSNSも活用しながら『神奈川県綾瀬市にこんな金属加工の会社があるぞ』と、今よりもっともっと認知度を高めていきたいですね」と笑顔で語る。

最後に、「クラプロ」と「Sales Platform」の導入を検討している方に向け、メッセージをもらった。

「どういう構成、デザインにしたら閲覧者の心に響くのか。どのようなサイトがよく見られているのかといった、ホームページづくりの初歩から相談できるのが『クラプロ』です。『サイトのことはわからない。けどつくりたい』という思いがあって、なおかつホームページ上で伝えたい内容やビジョンがしっかり定まっていれば何の問題もありません。こちらの要望を遠慮なくお伝えすれば、あとはアイドマさんがしっかりと具現化してくれます。

『Sales Platform』に関しては、圧倒的な顧客リストの数とテレマーケティングの精度が頼もしいですね。こちらの要望ひとつでコンタクト先を自由に変えられて、一気にテレマーケティングを実行してもらえます。そうしたアイドマさんにしかできない強固な営業支援は、営業力不足・人材不足に悩んでいる企業には持ってこいだと思います」（井上氏）