NEW Crowd Members マネジメント代行ユニット 11~50人 人材不足業務効率化 不動産自動車・輸送機器製造

職人の技術継承と設計業務のデジタル化を推進。「ママワークス」と「マネジメント代行ユニット」を活用した老舗特装車メーカーの挑戦

カクボー興業株式会社

専務取締役 鹿窪 正行 様

ご利用のサービス

Crowd Membersマネジメント代行ユニット

- 課題

手書き図面のデジタル化や、熟練職人の技術継承といった課題に対し、社内リソースやノウハウが不足していた

- 解決策

「ママワークス」で専門人材を募集し、「マネジメント代行ユニット」の伴走支援を受けながら業務委託の体制を構築

- 成果

ニッチな設計業務や動画制作の専門人材との契約を実現し、図面のCAD化やシステム周りの整備が進んだ

カクボー興業株式会社は、1951年の創業以来、関東一円を拠点にタンクローリーやバキュームカーなど特殊自動車の架装・塗装、販売、修理を手がける老舗企業である。トラックなどの車台に専用装置を取り付ける架装部門と車体塗装部門を軸に、高い技術力で地域社会のインフラや物流を支え続けてきた。近年は熟練職人の高齢化による技術継承や、設計業務のデジタル化といった課題に直面していた。今回は、専務取締役の鹿窪正行氏に、社内のリソース不足を背景に「ママワークス」および「マネジメント代行ユニット」を導入した経緯と、その後の成果や今後の展望について話を伺った。

世代間の技術継承と手書き図面のデジタル化。老舗企業が抱えていた壁

カクボー興業株式会社は、戦後間もない1951年に鹿窪専務の祖父(現代表の父)が独立して立ち上げた歴史ある企業である。創業者は大手塗料メーカーに勤めていたが、海軍へ志願し戦争を経験。終戦後に戻ると、残っていた同期たちが出世しており、その下で働くよりも自らの力で事業を始めようと決意したという。「これからの時代、塗料は儲かる」という先見の明を持っていたが、当初は資金がなかったため、まずは商社としてあらゆるものを販売し、資金を蓄えた後に塗装事業を本格化させた。

現在は、大手特装車メーカーの代理店として特装車の販売や修理、営業を担う『サービス部門』と、それとは完全に独立し、自社で直接仕事を受注してお客様の要望に応じた特殊車両を製造・架装する『製造部門』を軸に事業を展開。タンクローリーやFRPローリー、バキュームカーなど特殊自動車の製造から修理、部品販売までを幅広く手がけ、関東一円で確かな実績を築いている。

順調に事業を展開する一方で、同社は製造現場における深刻な課題に直面していた。その1つが「熟練職人の技術継承」である。

「当社の現場では、1番上のベテラン職人が80歳を超えている一方で、次世代が30代と、年齢層が大きく開いてしまっていました。60年、70年と業界で経験を積んできた職人の技術を、経験10年に満たない若手に引き継ぐことは難しく、少しでも技術を形として残しておけないかと悩んでいました」(鹿窪氏)

さらに、製造業でありながら専任の設計担当者が不在という問題もあった。社内には長年蓄積された手書きの図面が大量に存在していたが、それらをパソコンで扱うCADデータへと変換するリソースがない。これらの課題を解決するためには外部の専門的な力が必要不可欠だったが、自社だけで業務委託を取り入れようにも、ノウハウがなくトラブルへの懸念が足かせとなっていたという。

豊富なノウハウと伴走支援が決め手に。「ママワークス」で専門人材を獲得

外部人材の活用を模索する中で、同社はアイドマ・ホールディングスが提供する在宅ワーカー募集プラットフォーム「ママワークス」と、実務を伴走支援する「マネジメント代行ユニット」の導入を決定した。実は、導入の1〜2年前からアイドマ・ホールディングスの担当者と接点があり、在宅ワーカーを活用するサービスの構想段階から話を聞いていたという。

「以前から業務委託を考えていたものの、自社だけで進めるとノウハウ不足から何らかの問題が起きるだろうと懸念していました。しかし、アイドマさんは『ママワークス』というプラットフォームを持ち、自社でも在宅ワーカーの方を活用して豊富なノウハウを蓄積しています。ここにお願いすれば間違いないと考えました」(鹿窪氏)

導入後、同社は「ママワークス」を通じて、設計担当者と、技術継承のためのマニュアルを作成する動画クリエイターを募集した。特殊車両の設計というニッチな業界であるため、応募が集まるか不安もあったというが、予想を上回る反響があった。

「設計の方はかなり早い段階で10名以上の応募があり、すぐに募集を打ち切るほどでした。動画制作の方も本当にプロフェッショナルな方たちから応募があり、全員と契約したいと考えたほどです。最終的に『この人しかいない』と思える優秀な人材に決定することができました」(鹿窪氏)

また、プロジェクトの進行に伴う体制変更などにより、やむを得ず業務委託契約を終了(満了)しなければならなくなった際も、「マネジメント代行ユニット」の支援担当者から適切なアドバイスを受けた。専門的な知見に基づいた伴走支援があることで、双方にとって前向きでスムーズな形で手続きを進めることができ、同社は安心して外部人材を活用する基盤を整えることができた。

図面のデータ化や問い合わせ対応の効率化を実現。コア技術の保存へ

導入から約8ヵ月が経過し、業務委託メンバーは同社の事業においてすでに欠かせない存在となっている。「ママワークス」で契約した設計の専門人材により、これまで手付かずだった手書き図面のCAD化が着実に進んでいる。

「先月から本格的に稼働したばかりですが、大量にある手書き図面を専用ソフトを使って少しずつデータ化し、形にできてきています。また、動画クリエイターの方のプロジェクトも進めば、当社のコアな技術の保存という重要な成果につながっていくと期待しています」(鹿窪氏)

鹿窪氏は、自身が高校時代に弾いていたギターを再開した際、動画が分かりやすかった経験から、技術継承には動画マニュアルが最適だと考えていた。テキストだけでは伝わりにくい細かいニュアンスも、動画であれば視覚的に理解できるため、若手への技術習得を強力に後押しするはずだ。

さらに、「マネジメント代行ユニット」としてアサインされた人材の活躍も目覚ましい。新たに設置した問い合わせ窓口の運用において、管理シートの作成や、メールを受信した際の自動化、アプリケーション化など、システム周りの整備を担っている。

「問い合わせ対応の効率化など、多岐にわたるシステム周りの整備を手伝っていただき、本当に助かっています」(鹿窪氏)

最後に鹿窪氏は、アイドマ・ホールディングスの担当者たちの仕事に対する姿勢についても高く評価した。

「アイドマさんは勢いがあり、働くことに対してポジティブな企業文化を持っています。やらされているのではなく、自ら望んで仕事に取り組む『熱量が高く主体的な姿勢』は、私自身の若い頃を思い出すようで、魅力的です」(鹿窪氏)

長年の歴史と確かな技術を持つカクボー興業株式会社。新たに加わった外部リソースと、アイドマ・ホールディングスの伴走支援を力に変え、次世代への技術継承と業務のデジタル化という大きな挑戦をこれからも力強く推し進めていく。

カクボー興業株式会社

事業内容

特殊自動車(タンクローリー・FRPローリー・バキュームカー)架装・塗装、特殊自動車の販売・修理、貸工場・マンション賃貸

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