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営業職で在宅勤務できる?出社せず営業職ができる時代

「顧客に足を運び顔を見せるのが営業の仕事だ」という考えは、営業職には根強くあります。しかし営業職こそ在宅勤務に向いているのです。

今やPCとWi-Fiさえあれば、遠く離れた顧客ともWebで商談、契約までできる時代、在宅勤務は会社にも社員にもメリットの大きい働き方です。

人手不足の今だからこそ、営業スタイルを効率よく見直してみませんか。

在宅勤務をスムーズに行うためには、幾つかのツールが必要になります。会社の社風や考えはさまざまですから、それぞれの働き方に合った方法を取り入れてみましょう。

なお当メディアでは、7,850社の営業支援経験をもとに、営業体制の構築に関するノウハウを資料にまとめ配布しています。この機会にポイントを抑え、生産性の高い営業体制を構築いただけることを願っています。

営業職の在宅勤務とは?

営業といえば顧客の元へ足を運び商談をするイメージが強く、在宅勤務で業務をするには向いていないとお考えではないですか。

しかし、近年、営業の在宅勤務を導入する企業は増加傾向にあります。出勤せずに営業をする方法とは、具体的にはどのようなものなのでしょう。

在宅勤務とは何か?

「在宅勤務」とは企業に雇用されている人が、出社せずに自宅などで業務を行うことです。

近年ではほとんどの企業の電子化が進んでいることに加え、全国的にも通信インフラの普及が広まってまいりました。そのため、PC、Wi-Fiといった設備があれば場所を選らばず業務を行う事が可能になってきています。

また「働き方改革」として国がすすめており、導入した中小企業には厚生労働省から助成金を受け取ることもできます。

在宅勤務が増えた背景

大きな理由として団塊世代の一斉退職や、少子高齢化による「人手不足」があります。

どの企業も人手が足りていない中で業績を挙げていかなければなりません。仕事の効率化や人材の確保など、企業内での仕事の進め方が変わってきているのです。

さまざまな事情で長時間勤務ができなかった人材が、在宅勤務で自由な時間に働けるようになってきたことも理由のひとつです。

営業職でも在宅勤務は可能か?

営業職の在宅勤務で最低限必要な物といえばPCとWi-Fiです。

今現在でも、すでに会社から支給されている営業職の方は多いのではないでしょうか。これにいつくかのツールを導入することで、業務はスムーズに進みます。

商談や打ち合わせに使うWeb会議のツールや、社員同士のコミュニケーションを円滑にするチャットツール、チームのスケジュールを共有できるツールなどが主流です。

営業職が在宅勤務で働く社員側のメリット

では実際に在宅で営業するリモート営業を導入した場合、働く社員にはどんなメリットがあるのでしょう。

在宅勤務という働き方がまだ未経験の場合、不安や不便なことばかりを想像してしまうかもしれませんが、実はこれまで仕事をする上で当たり前だと思っていた事がなくなり、より効率よく業務に集中できる可能性が高いのです。

通勤の手間がない

出社するためには当たり前だった「通勤」。在宅業務になると必要がなくなります。例えば片道1時間の通勤時間がかかっていた場合、往復で2時間、月20日勤務ならば通勤するためだけに40時間を費やしています。この時間がすべてなくなるのです。

さらに毎日、満員電車に乗るという大きなストレスも軽減できますし、通勤する時間を業務で有効に使う事もできます。

時間を効率的に使うことは、生産性を上げることに繋がります。

プライベートの時間を確保できる

長時間労働が当たり前の日本の労働環境の中では、プライベートの時間を確保することは簡単なことではありません。

リモート営業であれば効率的に時間を使うことができるので、プライベートの時間を確保することが可能です。

最も営業という仕事は、仕事以外の情報を持ち合わせることも大切なスキルでになります。生活にメリハリをつけ、人生を充実させることはとても重要です。

社内の人間関係に悩まないで済む

社内にはさまざまな考えの社員が働いています。

人間関係を円滑にすることは大切はことですが、そちらに気持ちや時間を取られてしまい、業務に支障をきたすこともあります。

在宅勤務であれば、必要のないやり取りはなくなり業務に集中することができます。また、ストレスも軽減されるので、気持ちよく自分のペースで仕事に取り組むことができます。

営業職が在宅勤務で働く会社側のメリット

在宅勤務は社員だけでなく、会社にとっても大きなメリットがあります。「人手が足りないから仕方なく」ではなく、むしろ積極的に取り入れている企業も増えています。

これまでの営業スタイルを改革することで、ピンチはチャンスに変えられるかもしれません。

人材を確保できる

企業の人手不足の問題はこれからも慢性的に続いていくものとみられます。そうなれば、企業の方が労働スタイルを変えていくのが最善です。

時間も場所も自由に選べる在宅勤務を導入すれば、結婚、出産、介護などさまざまな理由から、働きたくても長時間労働ができない人材を確保することができます。

顧客と接する時間を確保できる

顧客の元に行くとなれば移動時間がかかります。この移動時間が必要ない在宅勤務であれば、もっと時間を効率的に使うことができます。

例えば、1日3件営業できていたとすると、その移動時間の分で、もう2件営業することができるかもしれません。

時間を有効に使うことは、企業の生産性を上げることに繋がります。

交通費を削減できる

交通費は移動ばかりの営業職にとって必要不可欠な経費です。交通費をおさえたくても、近場ばかりとはいかないもの。事業拡大のためには遠方へ行くこともあるでしょう。

在宅勤務であればWebで商談や会議ができるので、交通費が必要ありません。また、会社の出勤するための交通費も大きく削減することができます。

営業職が在宅勤務で注意すべきこと

営業職を在宅勤務にすることのメリットは大きいですが、営業スタイルを変えることで注意すべきこともあります。

出社勤務では当たり前にできていたことができなくなったり、自宅を職場として使うことに対する家族の理解の問題などがあります。

同僚とのコミュニケーションを確保しずらい

会社に出社すると、業務の話だけでなく気軽に話をしたりして、コミュニケーションをとります。

在宅勤務になると、社員同士が顔を合わせる機会がなくなり、チームの一体感のようなものは生まれづらくなります。

いつでも即コミュニケーションが取れるように、チャットツールなどを導入することをお勧めします。

勤務態度を評価してもらうことが難しくなる

お互いの姿が見えない在宅勤務なら、勤務態度を評価することは難しくなります。

チャットツールの中には、数分おきにPCのカメラが在席しているかどうかを撮影し確認できるという機能が付いているものもあります。

営業であれば、毎日、日報の提出を義務付けるという方法も、やり取りの内容を共有できて良いかもしれません。

「職場=自宅」という公私混同と家族の問題

自宅が職場となると、どうしてもリラックスしすぎてしまい、モチベーションを上げるのが大変なこともあります。業務開始時には上司に一言チャットをするなど、会社と繋がっているという意識づけが必要かもしれません。

また、自宅と言っても環境はさまざまです。小さな子供がいる家庭、書斎などの業務スペースが確保できないなどの問題もあるでしょう。きちんと家族と話し合い、理解してもらう必要があります。

営業職の在宅勤務で必要なもの

在宅勤務を始めるにあたって必要なものはPC、Wi-Fi、それと幾つかのツールです。これらのツールは在宅勤務でも円滑に業務を進めていく上で必要なものとなります。

しかし、企業やチームの働き方はさまざまですから、一番大切なことは「会社に合った在宅勤務方法を選ぶこと」です。

通信機器と通信環境を整える

在宅での営業に必要な道具はPCとWi-Fiです。そして、これらの通信環境が整っていなければ、顧客とのやり取りの途中に通信が途切れがちになったり、チャットでの会社からの情報を正しく共有できない事態も起こりえます。

在宅での勤務を始める前の、通信環境のチェックは必須です。

データの取り扱い等のルールを明確にする

顧客情報を取り扱う営業職ですから、データの取り扱いルールを明確に設定することは必須です。

カフェや駅などで仕事をすることもあるでしょうから、その場合の共用インターネット使用についてなどの取り決めを作ることも大切です。

また、業務中に画面から情報が見られないように、のぞき見防止シートなども貼っておきましょう。

コミュニケーションツールを用意する

営業職はチームワークで行うという面もあります。在宅勤務でコミュニケーションが取りづらくなると、共有事項がうまく伝わらなくなり、業務が滞ってしまうことも起こります。

在宅業務を開始する際にはコミュニケーションツールを導入しましょう。言葉のやり取りだけでなく、書類やファイルを添付できるものもあります。


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